見出し画像

ミャウは世界を救う。



利用している
地下鉄は


インバウンドのお客様が
沢山利用する
路線で


その日も
平日の昼間にもかかわらず


ぎゅうぎゅうに
混んでいる。



立っていた
前の席の人が

ツッと立っておりはった。


ヤデウレシヤ


嬉々として
座らせてもろた。


その
駅から

再び
沢山の人が
乗ってきて


私が座ってる
目の前に

インバウンドの
ご家族連れ
四人が
乗ってきはった。


お父さんお母さん
おばさん?大人三人と


6〜7歳?
小学校で言うたら
1年生?


といった

目のくりくりした
可愛い少年が

私の前に
立った。


少年は
お行儀よく

電車の揺れにも
小さな足でふんばり


とくだん
立ってはるのが
辛そうでもなかったが…


あー
ここで
悩む。


ご高齢の方なら
迷わず
席をお譲りする。

これは
シンプル。



お子様の場合。


席を譲るかどうか問題…。


もちろん
赤ちゃん
抱っこされてる方とか


幼児の場合は


迷うこともないのだが


一年生くらいの
リトルボーイ。


あなたなら
どうしますか??


うむ〜〜

ケータイを見てるふりしながら
ボーイの動向を伺う。


車両の揺れに


「wow〜!!
 oh yeah〜!!」
(的な)


叫んで
きゃっきゃと
楽しんでるようなのだが



この
華奢な
あんよで

実はしんどいのでは…


座らせてあげたら

WAO〜て
喜んで



靴脱いで
目を輝かせて
車窓を覗き込むのでは。

真っ暗で
なんもない地下鉄やけどさ。


譲る方が
喜ばれるに決まってるのよ…



にしては

私自身
荷物が重く

その日歩きまくりで
腰も限界やった。



ああああ…


譲るべきか 
このまま
座らせてもろてもええもんか



迷ってるうちに

嫌な汗。


プラス
ぎゅうぎゅうの車内で
ダウンなので
ほんまの
体温的な汗。


おでこから
たらり。


カバンから

ハンカチを出し
顔を拭う。



このように
私は
何事にも


スッと
良い行いにうつる

さっぱりした
行動力にかけており


なんとも
ネットリした
粘着質な
迷いに苛まされる。


迷い道くねくねの
湿度の高い
人間なのだ。


悶々としてると


「本町〜本町〜
 御堂筋線はお乗り換えです」


次の駅に着いた。


そのファミリーは
ここで
降りる様子だった。


oh No!

結局
譲れなかったぜえ😭😭


ごめんやで

スイートリトルボーイ😭😭


彼の
くりくり
ピカピカなお目目と
ばっちり
目があう。


すると
彼。
ニコリと笑い


降りしなに
私に向かって



「ミャウ〜
 ミャウ〜〜」



全世界共通であろう


猫の鳴き声のマネをしたのだ。


可愛すぎて
天使すぎて

一瞬
息がつまった。




ハッとした私。


手にしたハンカチを見る。


めちゃくちゃ
猫のイラスト入りやったのだ。

これですわ…


この子を見て

ミャウ〜ミャウ〜と。



こんな
心洗われることって
あるーー??!😭😭



なんと
美しい出来事…

なんとなんと
可愛らしい
ミャウ…


ほこほこしたああ!!😭😭



あらためて

譲らんくて
ごめんやでーーー😭

ミャウボーイ!!😭😭




席を
譲れなかった自分を
ウジウジ責めてたが


あの
ミャウで
ずーいぶん
救われた気がしたのよ。


ミャウは
世界を救う。

言語も国籍も越えてだ。



可愛らしい鳴き声の
天使に出会った話。


#地下鉄
#インバウンド
#ねこ
#ミャウ


あー


私も
勇気を
出して


ニャウ?
ニャニャニャ
にゃイスニャー

キモいおばさん決定覚悟で

猫語で答えれば良かったで…😂


良い旅をね!て。
(ハブアナイスデーてね)


彼の日本の良い思い出になったかも
はたまた
トラウマになる…やもしれんが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?