自転車屋さんで儲かった話。
10数年来乗っている
マイ自転車が
ペダルこぐたんび
「カタコンカタコン」と
大袈裟な音をたてるようになった。
道ゆく人が
ギョッと振り向き
二度見するほど。
非常に恥ずかしい。
免許を持たない私にとって
自転車は
大事な足である。
なのに
自転車乗るのが
億劫！
ストレス！！
大変な痛手だ。
てな話を
後輩の芸人
かみじょうたけし氏に話したところ
「わかりますわー。
僕も
前
自転車カタコンてなって
自転車屋さんに
持ってたんスよー。
そしたら
チェーンカバー開けな
なおされへん。
カバー開けるの
7000円かかります
言われて。。
ほんならええです 言うて
帰ってきたんです」
7000円か…
安い自転車なら
1万円代であるやん…。
めんどくささと
7000円払うの嫌さに
放置していた。
さて昨日
仕事帰り
美容室に行った。
せっかく
髪艶々にしてもろたけど
家に帰るだけ。
せや・・・
自転車屋さん行こう。
もう我慢の限界やし。
髪ツルなら
普段の
髪ボサより
少し…まけてくれるかもしらん…
邪気100%の気持ちで
自転車屋にむかった。
閉店時間間際
ピカピカの新車が並ぶ
自転車屋さん。
カタコン自転車
錆だらけのボロ
持ち込むのも
恥ずかしい…
勇気を出して
「すいませえん」
中から
元気良く出てきはったのは
体格のいい
お若いお兄さん。
帽子の
ツバペタンコ
ゴールドネックレスジャラ
わかりやすい
ワンパク系だ。
「ハイ！
どうされました！？」
見かけによらず
（おばちゃんの偏見
ごめんやで！）
腰の低い
丁寧な対応。
「もう だいっぶ長いこと
乗ってるんで
買い替えなあかんかな
て思うてるんですけど、、
ペダルこぐたんびに
「カタコンカタコン！」
いうんです。
もしかして…
なおったりします？」
お兄さん
笑いながら
「カタコンカタコン
言いますか？」
私のくちぶりを
マネしたあと
その
ふっとい腕で
サッと
自転車を持ち上げ
店内に。
ペダルをきこきこやって
「はあはあ
わかりました。」
手ごたえを感じたご様子。
「え？なおりますか！？」
「笑 はい！なおります
てか
なおします！」
ひゃー
ありがたいーーーー。
ドライバーみたいな
道具を何本か駆使し
カバー「開けず」
修理して下さった。
ものの
数分後
「はい！！
できました！！」
え！？
早いーーーーーー！
思わず歓声をあげると
照れくさそうに
「へへへ
チェーンがたるんで
チェーンカバーにあたってもて
カタコンカタコン
いうてたんです。
チェーン
しっかり閉めときましたし
まだまだいけますね！」
なんという
ええ自転車屋さんや…
普通さ
ここまで
ボロいし
新しい自転車
すすめてきはると思うよ？
こんな
あっさり
数ヶ月
悩みのタネやった
カタコン自転車
直してくれはったーーー😭
空気も
ぱんぱんに入れて
いろいろ整備してくれた。
「ありがとうございます〜
助かりました〜😭
おいくらでしょうか？」
すると
お兄さん
「いや お代は
いいっス」
は？？
ものの
数分とはいえ
いろいろ
道具出して
頑張ってくれはったよ？
「いえいえ
そんなわけにはいかないです！
お支払いします」
と財布を出すと
「いやいや
今日のところは
甘えてください！」
キューーーーーン！！！
甘えちゃうよ？
ほんまに
いいんですか
ありがとうございます〜😭
次は
新しいのん買います〜💦
しどろもどろ。
お兄さん
ふふっと笑って
「はい
そん時は
ぜひお願いしますね！」
ほんまに
ありがとうございます〜😭😭
ペダルを漕ぐと
全く
音もせず！！
ひゃっほー！
ノーーーストレス！
ありがたい
新しい自転車
買わなくてすんだ！し！
なんちゅうても
ただ。無料や。
髪ツル効果か？
否！
髪ボサでも
あのお兄さんなら
同じ対応だろう。
7000円
もうかった……！
体温が
カーーーと上がるくらい
心の底から
嬉しかった…
今年イチ
嬉しかったんちゃう？🤣
手放しで
異様な喜びにひたると同時に
つくづく
自分って
損か
得か
「得する」
ことに
異常なまでの
喜びを感じる
なんちゅう
セコーい
あさーい
小さーいやっちゃ🤣🤣🤣
情けないわっっ😂😂
この自転車屋さん
店員さんは違うが以前にも
親切にしてくれて
（ご一読、スキして頂きますと
大変励みになります🥰）
こんときも
「次は
新しい自転車
買いにきます〜」
言うたのだった😂😂
私が
この自転車屋さんで
新しい自転車を買う日は
くるのだろうか…😂
マジで
カタコンカタコン
言うから
自転車乗るの嫌で
ジムも！
行きたくなかったけど
ほんま
静かな自転車
ありがたい。
（沸点低い）
漕ぎながら
「ありがたや ありがたや〜
ありがたや ありがたや♪」
つい
ありがた節（こりゃまた古いっ）
歌ってまうので
今度は
「ありがたやおばさん？」と
二度見されるでしょう。
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