それってあなたの感想ですよね？の使い方

この文章は感想です。

「それってあなたの感想ですよね？」という言葉が流行っているらしい。子供を中心に論破ブームが起こり、その一つに象徴としての言葉のようだ。

この言葉はひろゆき氏が放ったとされる。討論系の論客として度々登場するひろゆき氏が、事実と感想をわけるために使われた言葉だ。

論破ブームというより討論を起こすというのは大事だと思う。世の中、はっきりと白と黒が分かれるということはまあ少ない。こっちの方が正解っぽいという判断で進まなければならないということは多々あるのだ。

その際に行うべき手法に一つが討論、論ずるということである。

しかしだ。
大事なことはより良い答えを導き出すことであり論破をすることでない。論破したところで、何も意見もない状態では意味がないのだ。より良い答えなき論破など、それこそ論ずるに値しない。

さて、その上でそれってあなたの感想ですよね？だ。まず論ずるということを考えた時に、事実であることは重要である。データに基づくこと、実態であることと感想であることは意味が違う。

桃太郎は強いと思います、というのは感想。桃太郎は鬼を倒したことがあるというのは事実である。
この時、忘れてはいけないのは、感想が必ずしも事実や実態と反しているわけではないということだ。なので、感想だと言われても正しいこともある。

子供の教育上、キャッチーなワードが出ることにより指導しづらくなっていることが考えられる。今の教育現場は大変だ。