女性とシャワーを浴びた
インターン先の同僚に「ハイキングは好きか」と訊ねられ、「好き」と答えたことから、週末一緒に行くことになった。
ただ、好きと言っても、じっさいにはハイキングというものに行ったことがあるわけでもなく、近いものでいえば、小学生の頃に遠足でちょっとした山道を歩いたくらいだった。一般的にいうハイキングを遠足からの類推でイメージしてきた僕である。じつはそのハイキングが朝の四時集合で、二日がかりの行程かつ帰宅は日曜の深夜と後々に聞かされた時には、いささかの戸惑いがないわけでもなかった。