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Roam ResearchとObsidianの方向性の違い

最近の次世代PKM(Personal Knowledge Management)として注目を浴びているRoam ResearchとObsidian。
これ、触れば触るほど両者の違い、方向性の違いが見えてきた気がするのでちょっとまとめておきます。

ツールアプリとしてのRoam Research、ノートアプリとしてのObsidian

Roam Researchはコンテンツ内に様々なものを埋め込めます。
例えば、カンバン。

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例えば、ポモドーロタイマー。

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例えば、スライダー。

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Roam Researchのコンテンツがパブリック(Read Onlyも編集付きも可)にできるので、チームで同じページを使うことができるのですね。

だから記録するためのノートアプリというより、Webアプリそのものを作っているような感じを受けるのですよ。

これはやっぱり見ていて大きな違いだな、というのを感じました。

WebアプリとしてのRoam ResearchとElectronとしてのObsidian

一番大きな違いとして上げられるのが、Obsidianはローカルにノートを置くElectron製のデスクトップアプリ。これが良くも悪くも特徴づけているなーと。

RoamはWebにあるからブラウザの機能、戻るや進む、ブックマークなどを含めChrome拡張なども使える。データがWebにあるからRoamそのもののシェアもしやすい。近いうちAPIが出るらしいのでおそらくIFTTTとかの組み合わせも出てくるはず。

Webクリッパーを使いたい、とかslackコミュニティで質問があって、ブックマークレット使ったらどう?とかいう回答もあったりするし、同じWebにあるもの同士の連携は強い。

Obsidianはデスクトップアプリなのでそもそも受け口が無い。RoadMapにはAPIの計画があるものの、Webhook以外にどうやって使うんだろ?ローカルのファイルをどうやって更新するのかがちょっと疑問な感じ。

ただ中身はElectron、JavaScriptの塊なのでpluginも普通に作れるはず。

他のサイトのレビュー記事とか見ていると、たとえサービスが終了しても使える、とかオフラインでも使える、という記事が見られますが。このクラウド時代にそれをメリットと取るかどうかは人それぞれかなーと。

Roam ResearchとObsidianの位置付け

個人的にはRoam Researchは順当進化って感じ。Dynalistとかnotionとかの良いところを組み合わせた、って感じのアプリだなと感じます。noteとかconfluenceとかマークアップ言語不要なエディタもこっち系に近い。こういうアプリが好きな人はRoam向き。

一方Obsidianは旧来のマークアップやプレビュー系アプリ、github wikiやmediawiki、boostnoteとかcherrytreeなんかがベースに乗っかっている印象。初めて触った時はboostnoteの発展型かな、と思いました。Backlogとかesaとかマークアップ必須なエディタはこっち系。こういう人はObsidian向き。

ってわけで方向性はずいぶん違う感じ。触っていてRoamは見る&使うアプリ、Obsidianは書くアプリという印象を感じました。もちろんお互いに逆要素持っているし、そうやって使っている人もいますが。

自分はどっちを使うか

どちらもすごく良いアプリだとは思うのですが、自分はRoam Researchは未知のアプリって感じで、初めてevernote使った時のような新鮮さを覚えるのですよね。だからこそ今までに無いものが生み出せるのではないか、という期待を持ってRoamを使い始めています。

とは言えObsidianにはObsidianの魅力もあるので捨てがたいのですが。

Obsidianがnotionみたいにブロック単位でドラッグできたりRmarkdownをサポートしたりすれば面白いのですが、今のところ自分の中でRoamに分があるって感じと思いました。

有料なのはちょっと痛いけど、よりよいサービスになるのであれば課金するのは悪いことじゃないですよね。

まあ、とりあえず好きな方使えば良いんじゃないんでしょうか。


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