吉田さん、ヒロヒトの戦争責任を!
虎に翼 脚本家吉田さんのtwitterを無断転載します。
カルセーヌマキがモロッコに行ったりした話すら知らないバカネトウヨ若者が多数存在する驚くべき現状すらある。
カーネーション以来の素晴らしい朝ドラだと思う。
願わくば、ラストまでに天皇ヒロヒトの戦争責任の追求と一条があることで現憲法を無条件支持できない寅子の苦悩を描いてほしい。
「#虎に翼、 いつもは長くなる話は昼放送後に呟くのですが、今日はこの時間に呟かせてください。長いのでお時間がある方だけお付き合いくださいませ。
今回の話で性転換手術をされた人が登場したことに驚かれた方も多いのではないでしょうか?あの時代に性転換手術をした人がいたことを、この回を執筆するまで恥ずかしながら知りませんでした。もっと最近の話だろうと思い込んでいたのです。
考証の方々から聞く話はどれも知らないことばかりで、いかに自分が思い込みや決めつけで物事を見ているか考えさせられました。決めつける前に、まず調べてみる。頭では分かっていたけれど、もっと徹底していこうと心に決めました。セクシャルマイノリティーの方々も夫婦別姓を望む人も今の時代にポッと生まれたわけじゃありません。昔から存在したのです。多くの問題が解決されぬまま今の時代まで続いていることが大問題なのです。
この時代のセクシャルマイノリティーの方々の境遇は驚くほど過酷です。
その当時よりは現在のほうがマシになっているけれど、心から「良くなっている」と言えないのが悲しいところです。
そして、この回には登場しませんが、女性の同性愛者の方もこの時代にも当然ですが、存在します。尺上カットすることになりましたが脚本上はこんなシーンが存在します。(というか尺的にカットせざるを得ないことは分かっていたけれど、脚本上には残したかったシーンというほうが正しいですね)
航一「……女性の同性愛の方も?」
遠藤「勿論大勢いるでしょう。ただ男性と違い、なかなか表に出てきづらい、出会いを求められない現状はあります」
航一「というと?」
遠藤「理解のある人たちが集まる雑誌を買ったり、お店で飲んだり……ある程度、時間とお金が必要ですから」
梅子「女は時間もお金も、自由にできないものね。家庭に入ってしまえば尚更」
寅子「……ここにまで男女の差があるのね」
このような背景から女性の同性愛者の方々の資料は、この当時も驚くほど少ないようです。(もちろんゼロではありません。明治大正時代の女性の同性愛者の記録も存在しています)
今現在もセクシャルマイノリティーの方々について語られる際、女性の同性愛者の存在があとまわしにされがちな部分があると思います(もちろん全てが、ではありません。素晴らしいエンターテインメントも増えています。先日ラジオで紹介された「線場のひと」などもそうですね)。
みなが平等で対等な社会になる道のりは、まだまだ遠いと思いますが、それでもできることをしていきたいです。誰しも何かを強要されることは嫌だと思います。それを他者にするのはやめましょうね。」
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