オリエンタルラジオ中田敦彦のyoutube大学がとんでもなく面白くてためになるからとりあえず見て
オリエンタルラジオ中田敦彦（あっちゃん）が今、すごいことになっています。
武勇伝→Perfect Humanの活躍は誰もが知るところだと思いますが、現在は多彩なクリエイターとして、さらに活動の場を拡げています。
最近、私がはまっているのは、youtubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」。
youtubeのチャンネル登録者数の勢いもすごいです。
彼が今年4月に立ち上げたユーチューブのチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」は、開始後わずか1カ月で登録者数25万人を記録。その後もぐんぐんと数字を伸ばし、間もなく60万人にも届きそうな勢いとなっている。
（中略）
尾原和啓（以下、尾原）：日頃からインターネットウォッチをする中で、今年に入って一番びっくりしたのは、「中田敦彦のYouTube大学」の進化の速さです。先月は、ユーチューバーにおける登録者増加数でナンバー1になられてます。
今月はちょっと緩まっているけども、だいぶ伸びてます。今43万人ほどですね（対談した6月26日）。しかも恐ろしいことに、始められたのが2カ月くらい前。これだけの期間で40万人登録ってありえない話です。これができる中田さんの能力、これはもう東洋の奇跡だなと。ぜひ、その話をお聞かせいただきたいです。
どんなチャンネルかというと、歴史や文学や政治や経済など、「多くの人が気になっているけど自分で調べるにはちょっとハードルが高いこと」を分かりやすく噛み砕いて、エンターテイメントとして面白く解説してくれるチャンネルです。１テーマにつき30分～１時間くらいでまとめられていますが、けっこうあっという間に見れてしまいます。
個人的には「中田敦彦のYouTube大学 エクストリーム文学編」と名付けられている名作文学を解説するシリーズがすごく好きで、最近は時間があったらちょこちょこと見ています。ちょうど、今朝も宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を解説する動画をベッドで寝ころびながらみていました。
あっちゃんの解説は、文学の物語の骨子を分かりやすく教えてくれるところも良いのですが、その文学が書かれた時代背景や、筆者の哲学・生い立ちなども合わせて分析・考察をしてくれるので、その作品を奥行きを持って理解できます。
今朝、動画を見ていて以下の３つのことが自分にとっては「おお！ まじか！」と特に価値ある学びになりました。
・宮沢作品の中に出てくる「イーハトーブ」というのは賢治の出身地の岩手県のことである。
・37歳で亡くなるまでに、夜に出た作品は、『春と修羅』と『注文の多い料理店』の２作品だけで、『銀河鉄道の夜』を含めた多くの作品が死後に発見された未発表作品で自分のために書いていたものと言われている。
・そんな宮沢賢治のことが、岩手県の人は大好きで、親しみを込めて「賢治」と呼んでいる。
たしかに岩手に行った時は「イーハトーブ」や「賢治」というワードをよく見聞きする気がするのですが、これらのことを知っているのと知らないのとでは、会話の受け取り方やその後の発展がぜんぜん違うだろうなと。
先日に、徳島県上勝町の山の上で、創作活動を行っているダヨネさんと会ってきましたが、ダヨネさんの口からも会話の中で宮沢賢治の名前が出てきました。ダヨネさんも賢治と同じように、世間に発表することではなく、自分のために作品制作をしていたところなど、共通点があり、今になって理解が深まりました。
夏目漱石や三島由紀夫の会などもめちゃめちゃ面白かったです。
こういうのが本当に価値ある教養ですね。一方的に「教養を学ぼう」と言われても、あまりやる気は起きないのですが、あっちゃんのスタイルでの学びというのは、面白いし、驚きや発見があるので、記憶の定着率も高い、そういうものは生きていて色々と役に立ったり豊かさに繋がるのではと思います。
難しいことを分かりやすく噛み砕く能力と、エンターテイメントというのは本当にすごいですね。その分野においては、「お笑い」と「漫画」の持つ影響力が、これからどんどん大きくなるんだろうなぁ。
youtube大学以外にも、あっちゃんはアパレルブランド『幸福洗脳』をヒットさせるという面白い試みもしています。
この記事の途中から幸福洗脳の話が出てきます。めちゃ面白いです。
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