中公文庫の「日本の詩歌」13『山村暮鳥 福士幸次郎 千家元麿 百田宗治 佐藤惣之助』(1975)を、山村暮鳥の詩があると思って読みはじめて、そして、百田宗治の詩も、いいと思った。「自分はのぼつてゆく、/何処までもつゞく階段。//光は遠い、/しかし光はそこに溢れてゐる。//光はそこにあふれてゐる。――」(百田宗治「光」から、249ページ)。この本では、詩の下に、小さい字の「鑑賞」(山室静)が、紫色に印刷されている。

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