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玉虫色の煌き

筑摩書房の『ネルヴァル全集Ⅲ』(1976。全3巻の1冊)、佐藤正彰訳・註「オーレリア」(3~183ページ)。8ページ、「――一人の人間が、空中を懸命に翔びまわっていて、厚い雲の中で踠〔ルビ もが〕いているように見えた。」「私は一瞬これを凝視することができた。」その人は「朱色に染まり、両翼は玉虫色に煌いていた。古代風の襞襀〔2字ルビ ひだ〕のついた長衣を着て、アルブレヒト・デューラーの『メレンコリア』の「天使」に似通っていた。――」註に「アルブレヒト・デューラーの『メレンコリア』 この有名な銅版画(1514年作、第1巻口絵参照)」云々、76ページ。

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