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十一あるいは慈悲心鳥

『全詩集大成 現代日本詩人全集』第11巻(創元社、1953)は「三好達治 丸山薰 田中冬二 立原道造 伊東静雄 津村信夫」。丸山薰の詩「綠の敎室」201ページ。算術の授業のとき「數字は郭公やホトトギスになつて」いる。「十になつたり 一になつたり」している。翼をひろげたり、ひろげていなかったりしているのだろう(カッコウ科にカッコウがいて、ホトトギスがいて、そして、ジュウイチという鳥がいた。漢字で十一あるいは慈悲心鳥)。「そよぎの中を跳ねまわる」

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