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版画と博物誌

澁澤龍彥『幻想博物誌』(河出文庫、1983)、文章の1つ「犀の図」(19~26ページ)。「デューラーは、もちろん実物を見たわけではなく、ポルトガルの無名の画家がスケッチしたものを、そのまま精密に木版画として再現したのである。」「もちろん、現実の犀には、アジア産であれアフリカ産であれ、こんな余分な角があるはずはない。」そして、版画の「デューラーの犀の図」を、23ページで、見ることができる。

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