瑠璃色から茜色に
『昭和文学全集』第35巻「昭和詩歌集」(小学館、1990)。丸山薫の詩は538~545ページ(3段組)。詩の1つ「夕空」542ページ。木に、小鳥がいるのではないか、と思ったのだが、その木に人がのぼってみると、小鳥は消えてしまう。「葉と葉とが重なり合つて隙間をつくり、小鳥を抉り抜いたやうな夕暮の空がそこから覗いてゐたのだつた」。瑠璃色から茜色になる、鳥のようなもの
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『昭和文学全集』第35巻「昭和詩歌集」(小学館、1990)。丸山薫の詩は538~545ページ(3段組)。詩の1つ「夕空」542ページ。木に、小鳥がいるのではないか、と思ったのだが、その木に人がのぼってみると、小鳥は消えてしまう。「葉と葉とが重なり合つて隙間をつくり、小鳥を抉り抜いたやうな夕暮の空がそこから覗いてゐたのだつた」。瑠璃色から茜色になる、鳥のようなもの
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