(たくさんの人たちが集まっていた)

彌生書房の『山村暮鳥全集 第一巻』(1961。そのあとの筑摩書房の全集とは違う本)と、彌生書房の『山村暮鳥全詩集』(いつの本であるか書けない理由は後述)は、大きさが同じようで、文字たちも、たぶん、かなり同じ本であるようだが、違うところもある。本を開いて、最初にある暮鳥の写真が違う。前者を箱から出すと、表紙が、布だ。後者の全詩集を古本で買ったのは1990年代、1998年か1999年か、1997年だったのかもしれないし、1995年以前ではなくて、しかし、はっきりしないが、2000年には、なっていなかったと思う(前者の全集は後者の数年後に古本で買った)。2000年になってから殆ど行っていない場所で、この全詩集で読んだ暮鳥の詩について、少し、他の人と会話があった記憶がある。2000年のあとは、その場所に、2002年だったのだろうか、2004という数字が浮かんできたが違うと思うのだが、その建物が古くなったので壊されることが決まって、一度行った。たくさんの人たちが集まっていた。この全詩集は、古本で見つけたときには状態があまり良くなくて、あったかもしれない箱あるいはカバーが(あったのだとしたら)失われており、奥付(だけであると思うのだが)のページも失われていた。表紙――これは厚紙――にも傷んでいるところがある。奥付がないと、いつ出た本なのか、第何刷であるのかも、わからない。1960年代の本ではないだろうか。と思うのだが

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