いちめんの「菜の花や月は東に日は西に 蕪村」

山本健吉『基本季語五〇〇選』(講談社学術文庫、1989)は、山本健吉が500語を選んで、1つ1つについて詳しく解説、それらの季語が使われた俳句がたくさん読めて1000ページを超えていて、「春」の「田園」の季語の1つ「菜の花」182~183ページ。たくさんの(いちめんの)菜の花の俳句たち。「菜の花のどこで逢ひてもよき黄かな 比奈夫」。そして山本健吉の解説の文に「室生犀星や山村暮鳥〔2字にルビ ぼちよう〕にも、有名な菜の花の詩があり、」菜種の花の、さびしいぞ、の詩が犀星で、いちめんのなのはな、の詩が暮鳥。他にもあるだろうか

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