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いきいき

フランシス・ラッセル『デューラー』(坂崎乙郎 日本語版監修、タイム ライフ ブックス、「巨匠の世界」、1973)。75ページ、『うさぎ』について、「顕微鏡的な細部までもおろそかにしなかったことを示す例である。」「じつに微細に描かれているので、からだの毛と耳の毛の微妙な違いまではっきりと見分けられる。」説明の下に、うさぎの絵がある。そして、この『うさぎ』については93ページにも、「動物を描いた作品で最も生きいきしているのは、うずくまるうさぎの水彩画(75ページ)だろう。」絵なのだけれど「すぐに跳ねて逃げだしそうである。」「手をのばせば撫でてやることもできそうな気がする。」

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