太陽が地球になって、地球は月になっていた三日月(139ページ)

『立原道造全集』第2巻 詩集Ⅱ(角川書店、1972)の「前期草稿詩篇」の鳥。数字はページ(もとの本の漢字の表記を再現していないところも)
「お時計の中にはニハトリが住まない」61
魚は、見ているテレビ(四角い)金属だと思っています思うウニ
「お時計の中にはニハトリが住んでる」62
犬(回っているピアノ)そしてアイスクリーム溶ける溶けない
「傳書鳩たちが風に飛び
風にゆられて虹もある」69
ナマズ(それがチョウザメのような)
「この世の千の小鳥は小鳥でなかつたさういふ或る晩よ………僕は口笛を吹くことを忘れる。」74
ピラニアはコンニャクではないの(この虫が、雪を見ています)建物ペンキ
「道端の草のなかで女王樣や道化役者や行列が牝羊だの孔雀だのと一しよになつてきれいな空氣のなかでさわいでゐた。」77・78
イグアナ(そこにイソギンチャクと体操)スポーツよろこびスポーツよろこび庭
「鷄よ お腹がすくと
お前は自分のかげを食べてしまう」82
うれしい海苔うれしい(それが、うれしい)
「飛びながら小鳥が見る樹の形は僕たちの知つてゐるそれとはまるでちがう」85
蛾が模様を見るだろう壁。イルカの形のパン
「四月の空は
雲雀色」86
アコーディオン並べた。魚は集めるものだ・ものだ
「小鳥はときどき不意に眼をさます、巢のなかで飛ぶ眞似をするために。」88
恐竜にサウルスと言っていた。それがサウルスであると思った思った
「《小鳥屋の店で 日が暮れる」91
窓の中を見たら、いろいろ置いてある。額縁を入れた紙の箱が人のようだ
「口笛を吹いてゐる散歩者よ
あなたは立ち去りうたがのこる
ここの森の小鳥の聲とまじらずに
ここの木かげのあちこちに。
やがてこのならはしが 僕に
口笛と小鳥たちとをまちがひさせる。」110
図鑑で色と、ウミウシと乾いている板(塗ってある)を見ている、その木が魚のカマボコだ魚のカマボコだ、と、壁が穴のように言うだろうトカゲいる
「ポケツトに大きな壜を持つてゐた。――
なかには、鷄が一羽かくれてゐる。」120
紫色のサメが、乾いた木の箱の中で、スプーンのように曲がるだろうテレビで見ていたイグアナ・おおとかげのようなもの(UFOの歌うたうよ)
「やつぱりいつもの着物だとか壁にぶら下つた僕の描いた鷄と向日葵の繪だとかよく見えるのである。」122
コンパクトディスクは、写真のように歌うだろう光。箱が来る箱が、と貝が言っている言って。星
「今日 小鳥屋で鸚鵡が僕の悪口をいひましたと」123
ケーキ言っている。ケーキが言うんだ
「あかりのかげで小鳥が羽搏いてゐた」130
バウムクーヘンうれしい屋根。天井
「鳩の時計に《もう夜》とそつと教える」131
青い動物が、粘土で作られたり、映画で動いたりする翼竜と、馬
「小鳥よ お前はあんまり
僕のうたに來すぎました」134
怪獣図鑑を見ていると遠いものも、虹のようにいるだろう(途中から途中までしかわからないエイやウミヘビ)
「何か鳥のやうに羽搏いてゐる」137
アンモナイト(ひらひらしているイカだよ)エビ
「小鳥たちの囀りを通してとほい青く澄んだ色が覗かれる。」140・141
水槽でカエルが透明であるエビを見るだろうカエルを見た。苔を食べるプラナリアじゃないか(こんにちは)
「やさしい鳩たち
僕はくらい身體のなかで飼つてゐる
それなのに おまへらは不意に
僕をかなしませるために啼いてゐる
ネジのゆるんだ時計の聲で」153
宇宙を映画が見る(宇宙は、映画を見ているだろうトカゲがウニだ)羊
「鳩は小さな時計です ランプの蔭で

おまへは僕によく似てゐる」154
ボール。
「 燕から薔薇の花へ」159
ヒトデというものウミウシというものカギムシ。有爪動物と杉
「 薔薇の花から燕へ」160
バレーボール(あらいぐま飛ぶ飛ぶムササビ)
「村で鳴く鷄の聲をきいた時、やつと僕にはるかな思ひが湧いた。」170
ゴジラいいものだ金属。金属、金属・金属
「 山鳩の脊に
 水車ひねもす糸を紡ぎ……」173
青い、と、あの図形は言った。トカゲを見ている窓のようなものだ
「駝鳥や塔を作つてくれる」181
ワニが、まるいと言っているネッシー。その会話のテニス(ハゼという魚のスポーツ)
「駝鳥や塔を作つてくれる」190
博覧会! そこにアライグマ
「 すると帆柱から鳩たちは飛び出すだらう、」206
イグアナ(それらをマンガで読んでいました)星
「海は燕の歌をきいた――
日がはじまり 日がをはり かうして
越えてゐる私の羽根には力があるのだ」215
スポーツの透明なスキーを見せる(テニス)(テニス)テレビがあれば、犬が世界の宇宙
「燕はたうとう海を越えきつた 海は忘れてゐた」216
色を塗った豆腐は透明人間ではないのさ
「家鴨と鶴が飛び去れり」221

「茂みの小鳥は年老いた」222
コウガイビル(それを、サメの一種のような種類だと思う)始祖鳥は、いたものだ
「 鴉の歌」228
実は、さっきホシガラスをテレビで見た
「昔かく人のうたひきといふ蓬・柑子・鷗は知らねどこの心たのし」245
オルガン(逆さに泳いでいる魚がナマズであるサカサナマズ)図鑑よろこび金属
「さうして鳥の形をした雲になり、またあたらしい歌をうたはう。」288
プテラノドン(絵本でパンダを見ているパンダを見ている絵本で)イクチオサウルス。
「 もし鳥だつたなら、ああ、日毎に千の歌をかへてうたはう。朝日の歌を。朝日は翼を磨いてゐる、もう僕は後悔の鳥でない。」288
ふしぎクラゲ、カエルいそぎんちゃくサンショウウオ、オオサンショウウオ(ほんとうにトカゲが出てくる映画映画)小屋・犬
「せきれいは私と並び 尾をたたき」301
恐竜絶滅を言わないだろう絵(の、アンモナイト)歯・イグアノドン

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