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山村暮鳥を読む

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山村暮鳥を読みます(いちめんの な のはな)
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記事一覧

ハイカラ

中公文庫の『日本の詩歌』第13巻「山村暮鳥 福士幸次郎 千家元麿 百田宗治 佐藤惣之助」(…

「うれしさうにわらつてゐる」

北村太郎が日本経済新聞に連載していた、詩・短歌・俳句の引用のあるコラムを、1冊にした北村…

楽譜と楽器

嶋岡晨『日本文学の百年 現代詩の魅力』(東京新聞出版局、2000)の「第1章 現代詩の歩み―…

感情

『新潮 日本文学小辞典』(新潮社、1968)は、本棚にあると、あまり小さいとは思わない。文庫…

まぼろし……

思潮社の現代詩文庫(詩人の詩と文章を、いくつかの本などから集めている)、第144巻『続・那…

「花はおそろしい/ほんとうにおそろしい」

岡井隆が中日新聞と東京新聞に連載していたコラム「けさのことば」を、本にした1冊、岡井隆『…

思った

岡井隆が中日新聞と東京新聞に連載していたコラム「けさのことば」を、本にした1冊、岡井隆『新輯 けさのことばⅥ』(砂子屋書房、2016)の「索引(人名)」(560~568ページ)に「山村暮鳥 41,219,324,437」(561ページ。縦書きの本であるのだが、索引は横書きで、568ページから、はじまっている。人名の索引は、561ページの次の560ページまで)。324ページで岡井隆が「秋空にはたくさんの魚が泳いでいる。あれを雲だといってはいけない。暮鳥はそう思ったにちがいない。

岡井隆が中日新聞と東京新聞に連載していたコラム「けさのことば」を、本にした1冊、岡井隆『…

ミミズクとカエルと(踊っている)魚たち

山村暮鳥の童話集『ちるちる・みちる』(洛陽堂、1920。ここには「名著復刻 日本児童文学館」…

いちめんの「菜の花や月は東に日は西に 蕪村」

山本健吉『基本季語五〇〇選』(講談社学術文庫、1989)は、山本健吉が500語を選んで、1つ1つ…

学研の『新世紀ビジュアル大辞典』(増補新装版2004)は、1冊にまとめられた、国語辞典であり…

とりわけ

思潮社の現代詩文庫、第1042巻『山村暮鳥詩集』(1991)は、それまで1000冊以上が出ていたので…

青盤と赤盤のような(増えた)

平凡社の、カバーが青い、たくさんの詩人の詩を2段組で集めている、山本太郎(編)『ポケット…

連続

榛谷泰明(編)『レトリカ 比喩表現辞典[第2版]』(白水社、1994)は、初版は題名が『レトリカ 比喩表現事典』であったようで、事典が、辞典に、変わった。この第2版の帯を読むと「もっと,ことばを!〔!は斜め〕 古今東西の文芸作品のなかから 1300項目・4000事例の比喩表現を集めた」辞典である。詩からの引用が多い(比喩が多いだろうから当然だろう)。「著者名索引」があるので、誰が書いた言葉が引用されているか、速く、わかる。嶋岡晨が72、95、252ページ、詩が少しずつ引用され