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現代詩と動物

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動物と現代詩
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記事一覧

鍋鶴

田中さとみ『sleeping cloth スリー ピング クロス』(左右社、2024)の動物がいるところを、…

週刊俳句(2024年9月29日)

ウェブマガジン「週刊俳句」910号(2024年9月29日) 「鯨頭鸛は、ハシビロコウで、あるのだろ…

ハルキ文庫の『川崎洋詩集』を読みました

note「Σ詩ぐ魔」4号(2022年12月)で、川崎洋さんの詩を読んで書いていたことを、思い出しま…

図鑑ありがとうございます動物

『支倉隆子図鑑』(2024)の動物がいるところ「」ページの数字(書いた人) 「ほどなく私たち…

偶数のページには詩、奇数のページにはコラージュ画

ポール・エリュアール詩画集/池谷竜訳『不死者の不幸』(コラージュ画 マックス・エルンスト…

ペンギンと白鳥

雑誌「cygnifiant」0号(archaeopteryx、2024年9月)の鳥たち「」ページの数(書いた人の名前…

アンモナイト、アンモナイト

高橋加代子『あらゆる色彩は白に帰結する』(ライトバース出版、2024)の動物がいるところから選んで「」数字はページ 「錆びた滑り台にいた若いカマキリも濡れる」6 アライグマが(象はスポーツのテニスだろうか)鳩を思い出すだろう(板)透明 「塗装が剥がれ文字が所々読めない犬の絵の描かれた立看板を横目に」16 映画のアコーディオン(怪獣)が(馬ではない)トカゲのような窓だ・砂 「黒く大きな鯉がうごめき亀が慌てて泳ぎ去る」17 動物と昆布。動物と昆布(ワニがカエルになりたい壁)踊る(

「むらさきの魚」

のもとしゅうへい『通知センター』(思潮社、「lux poetica」の1冊、2024)の動物がいるところ…

もりつぐみ

ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ/原成吉訳編『ウィリアムズ詩集』(思潮社、〈海外詩文庫…

コロソマ

『崩壊系列2』(2024)から、動物と(作者)ページ 「What a 美味しそうな山羊の肉体」(林や…

おはよう

『崩壊系列』(2023)から、動物と(作者)ページ 「幾重にも永遠がおりかさなつてエビグラタ…

動物文化センターは95ページ

ヨシダジャック『桃』(Yoshida Marketing Office、2024)の鳥、数字はページ 「トリではない…

幻たちの動物

詩の雑誌「幻代詩アンソロジー」Vol.2(ライトバース出版、2024)に出てきた動物たちを、いく…

君は鳥だ、耳を傾けなくても、いくらでも声が聞こえる

田村奏天『ヒトノマ』(七月堂、2024)の鳥、数字はページ 「天井のしみがうみねこに似ていたものだから きっとわたしは幽霊船か何かなのだと思う」30 砂が、テーブルであるように、トマトを見て、ゴムについて話しているだろう。塩だ 「大事なのは君のこと。鳥の声に耳を傾けたりはしない。」33 見るものであって、鳴き声を聞くのではないだろう醤油。イグアナ。そこにアイスクリーム(わたしイソギンチャク)さんしょううお 「夜は好き 鶴が孤独じゃなければだけど」53 テレビ…… 「森がざわめ