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丸山薫を読む

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2024年8月の記事一覧

いつまでも魚を見ている

『丸山薫全集3』(角川書店、1976)の詩「金魚」(539~540ページ)。「まるいガラス鉢の金魚…

郵便局、時計、眼鏡

『丸山薫全集2』(角川書店、1976)の詩「山の村」(67~68ページ)。「高い山の上」に村があ…

たのしい

『丸山薫全集2』(角川書店、1976)の詩「ボール」(20~22ページ)。ボールで遊んでいるスポ…

「?」

角川書店の「カラー版 日本の詩集」の1冊、『丸山薫詩集』(1972。カラーであるのは、函のカ…

「動物がよく出てくる」

彌生書房の「世界の詩」の1冊、上林猷夫編『丸山薫詩集』(1968)の、上林猷夫「解説――丸山…

ポルチーニ

愛知大学丸山薫の会 編『丸山薫の世界(丸山薫作品集)』(愛知大学丸山薫の会、2017)。詩「…

秋(歌)

現代詩文庫の『丸山薫詩集』(思潮社、1989)の文章の1つ「某日 来客」(123~125ページ)。リルケの詩「秋」の茅野蕭々訳が引用されている。茅野蕭々訳『リルケ詩抄』(岩波文庫、2008。417~418ページの「編集付記」によると、底本は1927年の『リルケ詩抄』)の詩「秋」(157ページ)と、いくつかのところが違う。丸山薫が引用している詩の、たとえば「すべて」と「すべて」が、岩波文庫では「すべて」と「総べて」である。同じ翻訳の人の同じ詩を、違う本から引用したのだろう――こ

すべて

現代詩文庫の『丸山薫詩集』(思潮社、1989)の文章の1つ「某日 来客」(123~125ページ)。…

テーブル

現代詩文庫の『丸山薫詩集』(思潮社、1989)の文章の1つ「詩の生活」(114ページ)で、丸山薫…

瀝青

『全詩集大成 現代日本詩人全集』第11巻(創元社、1953)は「三好達治 丸山薰 田中冬二 立…

タモ

『全詩集大成 現代日本詩人全集』第11巻(創元社、1953)は「三好達治 丸山薰 田中冬二 立…

ビルジ

大岡信 編『集成・昭和の詩』(小学館、1995。高村光太郎から清水昶まで)を、私は本が出た次…

友情

伊藤正雄・足立巻一『要説 日本文学史』(現代教養文庫、1977)。むかしの活字の印刷なので、…

格調

内田保男・石塚秀雄 編者代表『[新版]社会人のための国語百科 カラー版』(大修館書店、2000)の「昭和・平成の文学――現代詩」178ページ。ルビを省略して引用。「「四季」派」というものがあって、「堀辰雄編集の雑誌「四季」」に、「三好達治や丸山薫ものちに編集に参画して、音楽的格調の回復と新しい叙情の確立に情熱を注いだ。」中也、立原道造、そして「丸山薫や伊東静雄の活躍も目立った。」この本は、かたい音楽だ