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2023年度 発達障がいセミナー 報告

6月26日(金)に一般市民向け講座として、発達障がいセミナー 「発達の気になるお子さんの『好き』を大切にした関わり方を開催しました。
当日は42名の方がご参加くださいました。

おがるの研修は、いつも支援者の方の参加率が高いのですが、今回はご家族の方々がたくさん参加してくださいました。
ありがとうございました。

最初に、大湫病院の児童精神科医の関正樹先生に「発達の気になるお子さんとゲームとの付き合い方」というテーマでご講演いただきました。

まず、発達の気になるお子さんに見られる特徴について、わかりやすくお話しいただき、周りの大人がどのような姿勢で関わると良いのかを解説してくださいました。

今、お子さんたちの世界では、ゲームの話題は避けて通れなくなっているのが現状です。お子さんがゲームと上手く付き合っていくための大人たちの心構え、ゲームの良い点にも目を向けることなど、子どもたちの「好き」を肯定的に受け止めることについて学びました。

「自分を大切に思う気持ちを持ち続けるために大切なこと」として、
子どもたちが「今日も楽しかった」と思える体験をしていくこと、
大人は「役に立つ」ことを考えがちだけど、子どもにとって「何が楽しいのだろう?」という視点をもつことを大切にする。
このことを大事にしていきたいと感じました。

実践報告では札幌新琴似保育園と札幌創価幼稚園から発表をしていただきました。

実際の事例を交えながら、お子さんの「好き」を大切にした関わり方についてお話ししてくださいました。
今はいろいろなタイプのお子さんが、同じ空間で過ごすことが増えています。現場の先生方は、お子さんの特徴をしっかり把握し、その子に合った関わり方をされていらっしゃいました。

当事者の立場からは、発達障がいのあるご本人と発達障がいのある方のご家族の方に、自分の好きなもの、好きなものがあったから助けられたことについてご自分の経験談をお話ししていただきました。
仕事や学校で辛いことがあっても、好きなことがあったから頑張れた、家族として素直に応援できたとの言葉はとても心に響きました。

参加された方々のアンケートからは、みなさんおおむね満足したとのご感想を頂いております。
ありがとうございました。

講演の一部をYouTubeの限定公開にて配信しております。
ぜひ、ご覧ください。




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