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※画像は2018年3月のものです

コロナによる自粛生活が21日目を迎えてしまった。
個人的には、今日という日を本当に警戒してきた。
なぜなら人の脳には最短21日で新たな行動習慣と
してそれをスタンダードとしてしまう機能があるから。
脳は、「行動×感情」で更新されるから、仮に
いまのおこもり生活が快適、と判断された場合
間違いなく脳はそのプログラムを採択しようとする。
わたしたちが忘れてはならないのは、

1.いまは非常時である
2.これが明けても、以前と同じには
 戻らない可能性が高い

という2点。
特に大切なのは、いまは非常時である、と
いうこと。
非常時の行動をスタンダードにされたら
その後の日常生活は困難を極める。
そのためにどうするか、基礎となるリズムを
壊さないようにしなければならない。

いまであれば、規則正しい日常の維持。
規則正しい日常とはルーティン化、
毎日無意識に繰り返している行動を認識し
できるだけそれを崩さないようにすること。
加えてもうひとつ、大切なことがあります。

孤立化しないこと。
これは非常時、一番大切なことといえます。

2011年、東日本大震災が起きたとき、千葉県
市川市で被災、帰宅難民となりました。
わたし個人としたら受けたダメージはかなりな
ものでしたが、これが元でわたしは一時孤立
します。
当時居住していた神奈川県の湘南地方は
さほど被害がなく、周りとの落差が
大きかったんです。
さらに、2年後から始めた復興支援でご縁が
できた福島で、現地の方から「なにも失って
いない貴方は被災という言葉を使ってはいけない」
と言われます。
このときの孤独感。
なにをもって失ったというかは人により違うと
思うし、そのときの苦しさを誰にも話せない
空気は、本当にしんどかったです。

いま、コロナで同じような思いしている人
いるんじゃないのかなあ。
昨日神奈川のとあるFM局でおこもり生活に
ついて取り上げたのを聴いていた知人が
世の中が分断された気がして泣いてしまった
という話を聞きました。
京都に移住して3年目、生まれ育った場所は
いま震源地に近い場所になってしまい、現地に
いる家族を思うと苦しくなります。
世界的パンデミックに、皆さんが混乱したり
行き場のない気持ちを矛先を見つけて投げて
しまう気持ちもわかります。
コロナパニックが起きる1月くらいに、講座で
SDGsについて取り上げました。
SDGsの理念は「誰ひとり取り残さない社会へ」
京都はSDGsの実績の高い街として映画館でも
CMが流れているほど。
コロナパニックが起きて、あまり見聞きしなく
なったのは、SDGsは繋がりを促すからなの
だろうなあ、と思ったりします。

コロナはSDGsの天敵、そんなことをふと
考えました。
分断社会は、きっとなにかの思うツボに
なってしまいそうな気がして嫌だから。
わたしなりにできることで、この分断
社会を打破していきたいと思っています。
誰かと話すことで、見えてくる道もある。
ひとりにならないように、みんなでいまを
乗り越えていきましょう。
ひとりにならない努力、それもいま大切な
ことじゃないかと思っています。

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日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。