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龍神靈氣読本は毎週月曜更新します。
今週はバタバタが過ぎてすでに水曜でございますが……。

西陣の拝み屋が、拝み屋でありながら脳科学を扱うのはなぜか。
その理由は、実は靈氣にあります。
2010年、わたしはとある靈氣一門に所属していました。
そこで所属師範280余名の中で17人しか所有していない最上級師範資格を取得しました。
この資格を取ると師範の育成ができる、といわれていたものです。
それと並行して「病を処方する手」について、独自に研究をしていました。
病を癒すのが靈氣使いの手であるなら、そのまた逆も然り、そう思ったのです。
きっかけは当時流行していたドラマ「SPEC」、ドラマ内にまさにその「病を処方し、自ら治す自作自演の医師」が出てきたのがきっかけでした。

疑うことを知らない人間というのは、まさに「知らぬが仏」だと思います。
わたしは、その疑問をまっすぐに昇格試験の認定式で当時の師範にぶつけました。
そのとき、師範代が言った言葉をいまでもよく覚えています。
「なにそれ、SPECじゃあるまいし。テレビの観過ぎじゃない?」
ケラケラとそう笑いながら、でも確かに「SPEC」と言ったことがいつまでも心の中にこだましました。
そして、その後師範に呼び出され「あなたの中にあるブロックを外して取ってやる」という名目で施術されたとある靈氣の療法がいつまでも脳裏から消えませんでした。

師範の手が触れた個所から白い御簾が降りてきて。
気づいたら体が軽くなっていた代わりに、その後記憶が混在した時期があった。
あの経験が、わたしに脳への興味を植え付けました。
何をされたか知りたかった、しかし、そのころにはもう破門され、業界を引退したと一方的に公式表明されてしまった。
療法家なら、自分でどうにかできるはず。
その日からわたしの原因不明の脳にされた「なにか」との戦いが始まりました。

解除されたかどうかは、何をされたのか判らないので確かめもできない。
でも、そのリスクと引き換えに判ったのは、そこではきっと病を処方することが行われていた。
いまもその団体ありますけどね、きっと某○○ム教のようになくなることはないのでしょうね。
何を持って正義とするか、それが違えばすべてが違うし。
そして、それを証明する方法はありません、でもされた方はよく覚えている。
「わたしの体に何をしたのですか?」
その思いは、実は今も消えていない。
だからこそ、それを自分で洗える人になると決めたのが、いまから10年前のことなのです。

脳科学を独自に研究し続けて10年、その先に独自メソッドを生み出すことになった。
それで脳が洗えたかどうかは判らないけれど、不具合は徐々に修正されている。
次にわたしが確かめることがあるのだとすれば、そうやって病を処方した人たちの末路がどうなっていくのか、ということだと思う。
「正直者が馬鹿を見る社会は、おかしいじゃないですか」
信じていたものに傷つけられ、入門してくる生徒さんたちは、最初その不条理に声を上げることさえできないくらい疲弊しています。
やがて、回復してくると、正直者が報われないのはやっぱりおかしいと気づく。
それがわたしの役目であり、その末路まで伝えることが一つの使命だと思っています。
最も、相手は病を処方したとは思ってないのだろうな。
そこも含めて観察は必要、だってわたしが死んだあと、真っ先に閻魔さまにご報告しなければならないのだから。

あなたの脳は、洗わなくても大丈夫ですか?

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