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文化の日と、臼井靈氣

龍神靈氣読本は毎週月曜更新します。
今週は体調不良のため、1日遅れで更新。
10/31の牡牛座満月は、あちこちで体調不良やトラブルの声を聴きました。
前日10/30から始まった失声症の兆候、4年前に同じ事態で地獄を見ているので、だいぶビクビクしましたが、今回は声枯れ程度で回復に向かい、安堵しています。
とはいえ、まだまだ油断大敵。
家族を巻き込む事態に発展した今回のできごとは、ある種の洗礼であり、決意を固めるきっかけとなりました。
臼井靈氣には「導き」という作用があります。
かつての師範は「靈氣の後をついて行くように生きる」と表されました。
18年目にして、ようやくそれがストンと腑に落ちた気がします。

黄泉から現世に帰るときの絶対ルールをご存知でしょうか?
それは「決して振り返らないこと」。
引き留めない、呼び止めない、そして、振り返らない。
仏教では、愛別離苦などといわれます。
臼井靈氣では、神秘伝以降にこの学びが来るといわれています。
いわゆる「縁起」の学びで、ご縁には「完了」という状態があること、また本物は巡り巡って還ることを学ぶ際に、ここを通ります。
しかし、愛別離苦の本当の意味を学ぶことができるのは、きっとわずかな方々。
それは、感情と真摯に向き合う先にしか学びの答えがないため。
答えの前に横たわる感情は、実は一番観たくない自分の醜さ(でも、本性)だからなのです。

人の本性や本質は、残念ながら変わりません。
しかし、それを制して生きることはできます。
そのために人間は3層構造で作られている、それは本質を守るためであり、隠すためでもある。
すべてをスケルトンにすることが善ではない、しかし、不用意に存在させていいわけでもない。
臼井靈氣開祖 臼井甕男氏は明治天皇信者だったと言われています。
大正末期に活躍していた臼井氏が、明治天皇御製を奉戴することを門人に伝えた、とされる記録について、時として解せない気持ちになるのは、何故なのかな。
臼井甕男氏没後、臼井靈氣が軍部の手により継承されてきたことに、ある種の疑念があるからかも知れません。

まだ、いまのような暮らしを夢にも思わずにいた神奈川時代。
11/3は、臼井靈氣にとって特別な日、と師範から言われてきました。
言わずもがな、明治天皇御生誕の日だからなわけでしょうが、禅僧であった臼井甕男氏が仏ではなく天皇を信じる、という点が18年臼井靈氣をやり続けて、やっぱり解せないのです。
明治天皇がお持ちであった、とされる神通力を視野に入れても、です。
歴史が覆ることなど、幾らもありますし、知りたければ知りたい、と思っていくしかありません。
洛内北部に居宅を構えたご縁も、そんなことにあるやもしれません。
世が混沌とした2020年、いま臼井甕男氏が生きていたらどうなさるか。
最近そんなことを考えます。
もう直接指導を乞うことは叶いませんが、同じ氣を、技術を奉戴しているからには、いつか答えが頂けるような。
まがりなりにも、少なからずお導きがあり、人の縁が巡っているのだと、信じて。
わたしは今日も、依頼現場に出ているのです。

日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。