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三つの靈氣 三人の開祖

龍神靈氣読本は、毎週月曜更新します。
今週は、1日遅れで更新。

臼井靈氣には、3つの種類があります、というお話を昨日都内からお越しのお客様にしました。
たまにですが「音声録音、よろしいですか?」と言われたりします。
ひどい方は(特にオンライン)黙って録音されたりしますが、黙って録音すると法律的に違法なのでお気をつけを。
音声録音は、基本お断りしています。
いまから5年ほど前ですが、新潟で名家とされる病院に出張伝授に呼ばれたことがあります。
授業前に幾つか条件を出して了承の末のことでしたが、当日院長先生がいらして
「貴方はなにをしている⁉︎
 うちの家族をどうするんだ!
 怪しくないか、確認する権利がある。
 なんなら、訴えてやるから覚悟しておけ!」
と、6時間分の講座まるまるを音声録音されたことがあります。
知的所有権て、なんだろうね、と思いながら、講座後右も左も分からない新潟のど真ん中に放り出され。
神奈川とは恐ろしく違うインフラに怯えながらスマホを頼りに無事帰ってきたものです。
音声録音、と聴くといつも、この時のドクターを思い出して、本当に嫌な気持ちになるのです。

西陣の拝み屋は、音声録音禁止です。
予めご了承ください。
メモを取る分には大丈夫ですので、よろしくお願い致します。

話を戻して、三つの臼井靈氣の話。
厳密に言うと、臼井靈氣はこの世に一つだと思っています。
例えるなら猿楽から能楽の流派が派生したように、臼井靈氣も臼井靈氣から三つに分派した、と言えるでしょう。
開祖臼井甕男氏は4年半でこの世を去り、その後は軍部が臼井靈氣を伝承しました。
そのラインに行かず、独自に手当て療法を「靈氣」として広めたのが林忠次郎氏。
東京都信濃町で林式靈氣療養所として開所していた、といいます。
第二次大戦の前年、林氏はハワイ在住の高田はわよ氏に靈氣を伝授するために渡航。
これが後の林氏の運命を決めるトリガーであったとする説があります。
ハワイに靈氣が渡った2年後、パールハーバーが勃発。
敵国の技術とされた靈氣で人を救うため、高田氏は型を変えたとする説があります。
こうして隻手法であったはずの臼井靈氣は、いつのまにかWハンドチャクラベースの外気功に姿を変えて日本に逆輸入されました。

では、軍部ラインの臼井靈氣はどうなったか。
現在も臼井靈氣療法学会という組織で継承されています。
五代目の会長までは軍人、しかし六代目から大学教授夫人となり、七代目は大学教授の方に渡り、現在は哲学者の方なのだとか。
能でいう猿楽から能へのシフトを林式誕生の時点とするか、日本に逆輸入された時点とするか、みたいな話が臼井靈氣にもあるのです。
臼井靈氣が軍部に渡ったとき、多くの方が独立したと言われています。
林式誕生も、このとき。
それぞれの靈氣には、それぞれの個性があり、作用も違うのは、エネルギーだから当然のこと。

臼井靈氣は、エネルギー療法です。
故に身体で覚えるしかありません。
録音して何度聴いても、覚えたことにはなりません。
簡単なことほど、実は難しい。
だからこそ、何度も会うのが楽しみな先生の元で学ぶべき。
覚えるまで、何度も通うようになるのだから。
思っていた先生と違った的なことを、たまに生徒さんに言われたりします。
生徒の希望に添うよう努力する師範に見えるんだなあ、と反省するところ。
生徒の希望に添うのではなく、生徒が希望を実現するお手伝いができる師範を目指し努力せねば、と思っています。

日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。