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まんまとOuter Wildsゾンビになりましたって話と、DLCどうしようかって話

※この記事は、この世に生を受けた一介のVtuberが好きなことを好きなように語ったエッセイっぽいものです。
※今回はゲーム『Outer Wilds』本編のネタバレが含まれます。DLCについては未プレイなので本編の内容にのみ触れています。

先日、YouTubeでのライブ配信でゲーム『Outer Wilds』の本編を遊ばせていただいた。結果、そこにはおめでとうございます、元気なOuter Wildsゾンビの男の子ですよ!

冗談はさておき、Outer Wildsを一通りプレイして大変に素晴らしかったので、この胸中に渦巻く感情をなんとか書き記したいと思い、筆を執った次第です。今まで以上にとりとめもない長文が続くため、分かりづらい点が多く含まれる点は何卒ご容赦いただきたい。

なお、ライブ配信で遊んだ筆者がこんなことを言うのも何だが、Outer Wildsは前情報無しで自分でクリアして最大限の面白さを味わえるタイプのゲームであるため、もし万が一未プレイの方がいらっしゃったら今すぐブラウザバックしてSteamストア等に駆け込むことを強くオススメする

~以下、ネタバレ配慮の観点からしばし空白が続きます~


















~以下、ネタバレ全開の文章が続きます、マジで要注意~

名状しがたきこの感情こそゾンビの証なのか

Outer Wilds、何も知らない状態からエンディングまで到達できて本当によかったという気持ちである。あるのだが、この気持ちを安易にラベリングしたくないという厄介オタクのような感情もまた、脳を支配している。

ゲーム終盤、生物としての死と生を超越した宇宙の果てに、主人公やプレイヤーが新たな宇宙を観測したことで次なる宇宙の創造に至ったあの光を見て、筆者の心はなんとも言い難い感情に包まれていた。
途方もなく大きなことを成し遂げた達成感、救済によるカタルシス、一抹の寂しさ、未来への希望や期待、そういった様々な感情がぐちゃぐちゃになって、心の中に何か温かいものが芽生えたような感覚。この感情に対し短絡的に「よかった」「感動した」という言葉で表現することが憚られてしまう。もっとこの感情を噛み締めていたいばかりで、よくわからないまま「Outer Wildsすっげぇ…」としか言えなくなってしまった。配信者のくせに。感想や感情を口にしてなんぼの配信者のくせに。

また、これは完全に筆者の妄想もとい解釈だが、タイトル画面の焚き火は「次の宇宙に生きている誰か」とも「主人公が宇宙の眼で最後に見た光景」とも解釈でき、特に後者の場合「プレイヤーが主人公(と主人公の宇宙)を観測したことで、かの宇宙の終焉と次の宇宙の誕生の可能性を固定化させた」とも捉えることができて、個人的にはこの説を推していきたいと考えている。(※筆者個人の感想です)

更に、「宇宙の眼」の声は前の宇宙の知的生命体が次の宇宙の誕生に向けて届けた歌であり音楽でありバースデーソングなのかもしれない、と考えた時、最後の焚き火の前でHearthianたちとSolanumが奏でたあの曲は、次なる宇宙の産声を祝福していたのかも…と思うとそれもまたなんとも感慨深いものがある。巨視的に捉えた上での生命讃歌というかもはやこんなん森羅万象讃歌(ただしアンコウは除く)やんけ。(※筆者個人の感想です)

あまりにも壮大過ぎるものを前にした時、言葉を失ってしまうというのはよくあることだが、今まさにその状態なのである。近しい表現は「エモい」なのかもしれないが、自分の中では「エモい」だと何かしらの物足りなさや軽さが感じられてしまってしっくりこないのである。
心が動かされた、という意味での「感動した」ならまぁそれらしいのかもしれないが、いずれにせよこの胸中の量子的ゆらぎをひとところに定めたくない、という非常によくわからない状態なのだ。マジでOuter Wildsすっげぇ…。

ただ、一つだけ言えることがあるとすれば、心の中に何か温かいものが芽生えたこの感覚は、心の宇宙に焚き火が灯ったような感覚と言うと適切なのかもしれない。ホントOuter Wildsすっげぇ…。


そして自分もゾンビになった

このように全く整理のつかない感情を前にして筆者が取った行動は、「他の配信者さんの実況を見てみよう」であったり「RTA動画とか見てみよう」であったのだ。見てくださいお母さん、生後間もないゾンビちゃんはしっかりつかまり立ちしてますよ

Outer Wildsゾンビの先輩方にとっては既知の動画郡かもしれないが、視聴した動画のうち、一部をここに記載しておきたいと思う。

①Vtuber  黛灰のOuter Wilds実況

にじさんじ元所属、まゆゆこと黛灰の実況配信。まゆゆらしい淡々としたトーンで着実に宇宙の謎を解き明かす様は見ていて安心感を覚える。パート1と2で正規のエンディングに到達しているが、総プレイ時間は約14時間。えっ…私のプレイ時間…長すぎ…!?(筆者は22~23時間かかってます)


②any%RTA動画

確認した限りでは最速タイムのRTA動画。間欠泉で無理やり発射台に昇るリトルスカウトの発射の反動で後ろ方向の速度を得るわで動きがあまりにも変態じみてて笑ってしまう。動画4分頃のアンコウ回避とか当たり判定バグってんのか???(褒め言葉)


③公式トレイラー動画

実はエンディングのビッグバンのシーンのBGMがトレイラーの時点でしっかり使われていた、って知った時のこの感情よ。


まだまだ見るべきネタは尽きないだろうし、しばらくは思い出した頃に色々と見漁ってしまう生活が続くのだと思われる。Outer Wildsってすっげぇ…。


DLCどうしようという話

この見出しにおける「どうしよう」は「恐怖表現制限の設定どうしよう」の話である。ここまで遊んだなら絶対にDLCもやりたい。やりたいのだがどうしようなのだ。

恥ずかしながら、筆者はホラーゲームもそこそこ実況配信させていただいているものの、普通にこわ…ではなく、実況配信としてエンターテイメントに徹するべくやや過剰にリアクションを取る傾向がある。

※参考:有名ホラーゲーム「Five Nights at Freddy's」を、友人の見守りの下で実況した様子

このような状況で、普通にこわ…ではなく、恐怖演出を前にしてリアクションに集中するあまりゲームプレイが疎かになり、進行がぐだついて視聴者に無用なストレスをかけることは避けたいと考えている。

本編中のアンコウはだいぶアレだったが、対策さえしっかりすれば何とか攻略できていた。しかしDLCは割と普通にホラーらしいので普通にこわ…ではなく、進行と演出のバランスは考えねばと思うばかり。うーんどうしよう、助言求ム先輩ゾンビの皆様方。


まとめとちょっとしたオススメについて

とまあいろいろ長々と語っているが、総じて言えるのは「Outer Wildsを遊んで本当によかったし、DLCも今後絶対に遊びたい」ということなのだ。リリースからだいぶ時間が経っているためかなり後発の宇宙飛行士ではあったが、それでもこのゲームを配信で遊べてよかったと思っている。配信だからこそ先輩宇宙飛行士の皆様方に助けてもらえたところもかなりあるので(太陽なき街への行き方とか宇宙空間での姿勢制御とか)。

そして、ここまで読んでくださった先輩ゾンビの皆様方に、つかまり立ちゾンビからちょっとしたオススメをば。
ジャンププラスで連載されていた「タテの国」という漫画、これが非常に面白くてオススメなのである。

天空から下界に伸びる「タテの国」。そこで暮らす少年・ルスカは下界への興味を持ちつつ暮らしていた。ある日、上空から一人の女の子が下界へと落下するのを見たルスカは・・・。落とし巫女をめぐる少年の冒険が始まる!

「タテの国」公式ページ紹介文より引用

謎多き「タテの国」の中で徐々に明かされていく世界の真実、物語の作りが非常に巧みで次へ次へと読ませる展開、荒々しい絵柄ではあるもののそれを気にさせない推進力や爆発力を持った作品である。恐らくゾンビの先輩方の中にも気に入る方は多いかと思われる。全話無料で最終話まで更新済みのため、お時間のある時に是非読んでみてほしい。



以上、Outer Wildsに心惹かれた新米ゾンビの、まとまりのない感情の発露でした。Outer Wildsやっぱすっげぇ…。

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