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行政叩きは百害あって一利なし!元々優秀だった行政職員を復活させる仕事術

先日、那覇市の古謝副市長が主宰する那覇市役所職員研修「とびなは」の第一回目が開催され、最初の講師としてお呼びいただきました。参加者は50名くらいでしょうか。通常業務終了後に集まる任意の研修でしたが、とても熱心に耳を傾けてくれていました。

まずは、沖縄県を代表する「那覇市のリアル」を紹介、自主財源比率が37%である事、扶助費の市民一人当たりの負担額が21万円を超える事、市営住宅の市民一人当たりの床面積が日本一である事を伝えると、参加した職員が「えっ⁈」という表情を浮かべていたのがとても印象的でした。
けど、これらのデータはすべて那覇市のホームページに公表されているデータです。那覇市のホームページには那覇市の財政状況に関するデータがとても詳しく公開されており、誰の趣味かはわかりませんがとても興味深いデータまでまとめていて、楽しいです笑

そんなスタートで研修は始まり、今後の行政経営の参考にしてもらいたく公民連携の概念や実際の事業を紹介、そして私からは「なぜ漫湖公園のパークPFIの事業者がスターバックスなのか?」と問いかけ、その後にスターバックスがパークPFIの事業者になる事によって流出する那覇の金について話をし、公有地の活用の仕方について一考するキッカケにして欲しいと訴えました。

その後、那覇市役所の私の大ファンと言ってくれている課長さんとのトークをしました。そこで、こんな質問をいただきました。

「役所組織の閉塞感が原因なのか、職員のモチベーションが上がらず自分を見失う人が多い。改善策などはありますか?」

実際、那覇市役所の100人を超える職員が所謂「心の病」で休職している状況との事。元々優秀だからこそ就職できた那覇市役所の多くの職員が無力になっている現場は、先に紹介した財政状況と関連しているような気がします。
けど、この問題は那覇市に限った事ではありません。ほとんどの自治体で起きている「心の病」による休職者の激増はなぜ起きているのか?

これには、過去の行政改革という名の「行政叩き」が巣食っているいるのではないかと思います。

「行政叩きは百害あって一利なし」だと私は思います。

今日のnoteは那覇市役所で私が答えた解決策について書いていきます!


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