「ジャガイモ」のこと。
今回のテーマは「ジャガイモ」です。徳之島から新物も入荷してきました(^-^)
新ジャガイモ(春ジャガイモ)は皮がとても薄く、実には水分が多くて瑞々しいのが特徴。フレッシュな香りから春を感じます。煮ると崩れやすいので、焼いたり揚げたりするのがオススメ。香りが良いのでガレットも美味しいですよー。
今お店にあるタワラムラサキは俵さんが育種した品種。皮は紫ですが中身は白く、もっちりとした食感に甘味があってとても美味しいです(^。^)
ジャガイモに芽がでてる!?
「最近置いてあったジャガイモに芽がでるな?」と思っていませんか?その理由は3月~4月はジャガイモを植え付ける時期だから。寒い冬を越えて暖かくなるとジャガイモのスイッチが入って芽が伸びはじめます。なので今の時期に芽がでるのは植物としてとても自然なことなんです。
芽がでたジャガイモは食べられない?
でもみなさんジャガイモは芽がでたら毒があるから食べられないと思っていませんか?ニュースでも「小学生が栽培したジャガイモで食中毒」って時々見ますよね。
それはジャガイモが作り出す「ソラニン」や「チャコニン」と呼ばれる天然の毒素が原因です。
確かに芽と芽の根元は多く含まれているので必ず取り除いてほしいのですが、芽がでたら食べられないというのは誤解で、冬を越して芽がでるころまで保存したジャガイモは水分が抜けて逆にネットリ甘く美味しくなるんです。なのでしっかり芽を取り除いてぜひ食べてみてください~。
緑の皮に要注意!
ただここで大切なポイント!皮が緑色に変わっているものは要注意です!
実ははジャガイモの芋の部分は「根」ではなく「茎」なんです。専門用語では「塊茎/かいけい」と言います。これが太陽の光に当たると茎に戻ろうとして緑色になるんですね。
この緑色の部分に毒素が多く含まれているので、おなかを壊す原因になります。小学校などで児童が栽培したジャガイモで食中毒になるのは、被せる土の量が少ないので芋が太陽の光を感じてしまい、毒素を作り出してしまうことが原因だと思われます。
ポイントは皮が緑色になっているものは食べないか、皮をしっかり剥くことです。毒素の多いジャガイモは食べたら舌がピリピリしたり、苦みを感じたりするので、その時は皮の色が変わっていなくても食べないでくださいね。
ミニトマト?いやいやジャガイモの実
またジャガイモは茎だけでなく葉にも毒素が含まれています。またミニトマトそっくりの実(ネットで検索してみてください。見分けがつかないかも?)にも毒素がたくさん含まれているので間違えて食べないでくださいね!
僕は「八百屋として一度は経験しとかないと!」という気持ちで試しに食べてみましたが、舌は痺れるし吐き気はするし死ぬかと思いました(笑)良い子は絶対に真似しないでください。
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