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「めぐる流域味噌」のお話

めぐる流域味噌仕込みの朝

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今日はついに「流域みそのたね!」のクライマックス、みそ仕込みです!

星が輝く時間から火入れをはじめて、山の向こうが明るくなりはじめる時間にセイロをおきました(*^▽^*)

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みんなで育てた大豆20キロを2日間浸水すると約46キロに膨らみます。1粒の大豆が250粒ぐらいに増え、10キロの大豆が2.3倍に増え、そこに塩、麹だけを加えて仕込むと約80キロの味噌になるのです!

一粒万倍、大豆の凄さですね(*^▽^*)

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お醤油もそうですが、身近な地域に暮らしに十分な味噌を仕込める環境がある、という安心感に包まれるのが流域みその醍醐味かもしれないと思います。 

東日本大震災のあと考え続けてきた地域の食のあり方。

被災地での炊き出しなどの経験から、八百屋としてその側面にどうアプローチしていけば良いのかずっと考え続けてきました。
その1つの形が「流域のつながりを軸にした食料自給圏」という考え方と「流域みそのたね!」の取り組みでした。

イベントではなく暮らしの一部として自然に取り入れてられることが大切だとかんがえています。

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大豆の脱粒は共同作業としてやるのが1番!
1人でやっていたら気が遠くなります。

スーパーにもコンビニにも、季節も時間も関係なく食べられるものが溢れている時代。どこにいても、どんなときでも、ワンクリックで食べるものなら何でも届きます。

食べること、食べられることへの感謝の気持ちや食べ物への関心というのは急激に薄れていっている今だから、食の向こう側を含めたタネから食卓まで一貫した形での「食べる」こと全般への新しいアプローチが必要なのだと思います。

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