監督/プロデューサー
スポンサーの皆さんへのシーズン報告会を開催しました。
冒頭でご挨拶させて頂きました。
お伝えしきれなかった部分も含め備忘録として残したいと思います。
監督という役職でありますが、どのように選手個人やチームをプロデュースするかに重きを置いて活動してきました。
2022年シーズン初めに伝えた事は、自己紹介や人前でのご挨拶の際に自分の言葉/思いで伝えてほしいという事でした。
例えば新入団選手の自己紹介
○○高校からきました○○です。
ポジションは○○です。
チームに貢献できるように頑張ります。
このような自己紹介はよく耳にすると思います。
しかし、ほぼ全員がこのフォーマットで挨拶して、何人の方の記憶に選手の名前と顔が残るのでしょうか?
緊張して言葉に詰まったとしても、同じ事を繰り返して話してしまったとしても、自分を知ってもらおうとする意思を持って舞台に立つ事に意味があり、責任感が芽生えます。
そして、プロデュースの際に大切にした事は
選手自身も気づいていない個性の探求
それぞれの個性にあわせた役割の提示
個人orグループによる選手の売り出し
の3点です。
そこにチームとして大切にしている
地域貢献
社会連携
チーム宣伝、告知活動
女子サッカーの普及活動
この概念を組み合わせます。
ここをしっかりと定義しないと【ノリ】でやってるだけに映ってしまいます。
さらに、サッカーチームとしてのチーム内での役割分担を設定します。
すると、お互いがお互いを認め合い、助け合い、支え合う仕組みが少しずつ育ちます。
それぞれの個人に役割があるので、何もやらない選手はいません。
※ここで示す役割とは、役割分担の中での仕事という意味ではなく、自分自身に向けられた期待という意味になります。
2年を経て、すっかりこの意識が定着し、それぞれ個性が光る挨拶ができるようになりました。
今ではダンスを披露するまでに至りました。
SNSも自分たちで無限にアイデアが出てきます。
期待をして、背中を押して、見守って、共に笑い、共に喜び、共に悲しみ
選手たちの笑顔を見て、このプロデュースは間違っていなかったと確信しました。
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