見出し画像

Facilitation×Business

こんにちは!
一般社団法人大船渡青年会議所理事長を務めます、中野圭です。

このnoteでは大船渡青年会議所が運営する月一回の勉強会である「Business Community Session」で取り上げたテーマをもとに私の独断と偏見で考えをあちこちに巡らせていきます。その少しでも読んでいる方々の生活や仕事に足しになるような部分があれば幸いです。

https://community.camp-fire.jp/projects/view/380043#menu

さて本日は7月に行われた第5回から。とりあげたテーマは「ファシリテーション × business」でした。

画像1

企業向けのファシリテーション研修なども実施しながら、東日本大震災支援の活動も実施している杉村郁雄さんを講師に迎え、そもそもファシリテーションとは何か、ビジネスにファシリテーションがどう活かされていくのか、などを学びました。

特に会議などの場面で進行役が「ファシリテーター」と呼ばれたりして、なんとなくそんなイメージが定着していますが、別に進行役だけがファシリテーションを行うわけではありません。バラエティ番組などでもMCの他に「裏回し」する芸人さんがいるように、参加者自身がファシリテーションを行うことが可能です。

で、このファシリテーションの話になるとき一番気をつけている考え方が、
「結論の質」と「納得の質」の話です。

会議においては皆どうにか、その場の議論を通じて最終的に導かれる「結論の質」を高めることに尽力しています。でも、ファシリテーションが着目する会議の成果は「結論の質」ではありません。参加者全員がどれだけ議論のプロセスと導かれた結論に対して「納得しているか」という点がより重要になります。

これは今のJCのことを考えるとめちゃくちゃ刺さる。
合議制で事業を作っていくJCでは、理事会などで参加者が「それならいいね」と納得してもらうことが大事です。そうでなければ議案が通らない。あえて誤解を恐れず言えば、結論の質よりも納得の質が全然重要で、「根回し」なんてことが推奨されるのもその典型だと思います。

少し話は変わって、ファシリテーションの話とは別次元で「意思決定」の範疇になりますので、この分野において我々は「それでいいのかJC」と問いかけなければなりません。現在のJCが組織的にもつ最大の課題は「スピード感」と考えています。「これやりたい」と思った翌日に事業を実施することはJCでは掟破り感がありできません。(正確に言うと、やっていけないということはありませんが、、そんな雰囲気に包まれています)

変化のスピードが速い現代の課題と状況、価値観とニーズの中で、まさに変革を求められているJCが、参画するメンバーの「納得感」を引き出しながら生き生きとスピード感持って活動できることを目指し、まもなく私の理事長職も終盤戦に突入していきます。

私はこの組織をファシリテートすることができただろうか。

*****

【参加方法】
「Business Community in 大船渡」 メンバー限定のプログラムですので、メンバー登録をお願いします。どなたでもご登録いただけます。(月額500 円)

https://community.camp-fire.jp/projects/view/380043#menu


【Business Community Session とは?】
大船渡をフィールドとしたビジネスのためのオンラインネットワーク、「Business Community in 大船渡」。このコミュニティの登録メンバーを対象として「ワンランク上のビジネススキルと実践的なネットワークを得る」ために開催する月に1度のミーティングセミナーが「Business Community Session」です。
毎月第3水曜の19:00-20:30、皆様のご参加をお待ちしております。