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おやすみの唄

どっちだって良いんだ
ポラリスでも、シリウスでも
きみは、ぼくの一等星。

いつだって、きみを感じていたい。
数多ある綺羅星。
だけど、どんな煌めきよりも
ぼくにはきみの瞬く姿が一番眩しい。

ねえ、日々光を増す君よ。
君が眩しく煌めくときっと僕なぞ霞んでしまう。
光が増幅する毎に、
きっと影も日に日に濃くなる。
不安かい?
きっとそんな夜もあると、思うんだ。

君の過去につけた足跡を振り返ってごらんよ。
ほら。今の君の煌めきに引っぱられて、輝きを放っているよ。
その輝きにまた、耳を寄せる人がいるんだ。
素敵だね。

僕が君へと紡いだ言葉も一緒に足跡にいる。
これはちょっと凄いことなんじゃないかって
ふと、僕は夜更けに思っていたりする。
そんな想いに溢れた沢山の人達の言葉が
きみの周りを沢山の層を成して君を包む。
その層はきみが傾けた情熱の分だけ
より一層熱を帯びて君を輝かせるよ。

影がこわい日があるかい?

僕は君の不安を測れない。
僕は具体的な案なんて提示できない。
僕は君と分かち合えない事の方が多いかもしれない

だけど、ポラリス
僕は君が光続けようともがいてるのを知っている
君がそこに心を乗せる力があるのを知っている

負けないでなんて、言わないよ。
でもそのままの君でいても大丈夫なんだよ。

ねえ、シリウス
眠れない夜があるかい?
大丈夫だよ。大丈夫。
不安に包まれてしまったら
ここへ一瞬だけ戻ってくればいい。

おやすみの唄を一緒に歌おう。
いつでも君が一番大好きだよって
僕がここで、いつでも歌っているから。



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