見出し画像

私のしあわせ時間

NHK教育テレビの「言葉にできない、そんな夜」という番組を、みなさんはご存知ですか?もう終了した番組のようなのですが、遅ればせながらお正月深夜の再放送で偶然見かけてめちゃくちゃ気に入ってしまったのです。NHK+にて過去エピソードを見られるそうなので、今年はゆっくりと、大切にとっておいたお菓子をお茶もちゃんと淹れていただくように、一つ一つ開封したいなと思っております。

この番組をご存知ない方のために簡単に説明すると(Wikipediaよろしく!)

「この気持ち、何ていう?」「言葉にできないその気持ち、こよい言葉にしてみませんか?」をキーフレーズとし、日常さまざまな場面で感じるものの言葉にするのが難しい複雑な感情に、ピッタリと来る言葉の表現を探すことをコンセプトとする番組
Wikipediaより抜粋

という内容で、例えば「気になっている人にお誘いのメールをして返事を待っている時の気持ち」とか「家族でドラマを見ているときにラブシーンが始まってしまった時の気持ち」とかを出演者全員で言葉にしたり、小説や歌詞などからそれにピタッとくる表現を探したりするのです。MCはSEKAI NO OZAWAこと小沢一敬で、そのキャスティングに脱帽。よく小沢さん連れてきたな!って思いました。見ればみなさん納得すると思います。素晴らしいです。ゲストは、私が見た回は金原ひとみさん、いきものがかりの水野さん、女優の橋本愛さん、ジャニーズWESTの桐山照史さんだったのですが、いやー、これからジャニーズで推し誰?って聞かれたら私多分「桐山くん」って答えると思う。どのグループに所属しているかすら知らなかったんだけど(なんか見たことあるな程度の認知だった)、この子はとてもいい子です。推せます。あと、橋本愛さんも好感度爆上がりです。(金原さん、水野さんは才能豊かなことは知っていたので割愛)

この番組の何が癒しかって、誰しもが経験した「あの時の気持ち」を複数名で表現し、みんなで「わかるー」って頷いたり「いいそれー!わー!すごい!」って感動し合ったり「振り返ると私も…」と自分の経験を語り出す、その部分です。しかも、別に正解を求めている訳ではないのでMC小沢氏やゲストの桐山氏などが文学文学していないフツーの表現(小沢氏はネタっぽい。でもキレッキレ)をするんです。そこが大変いい。

そして見ながら私は思いました。
これ、私がいつもやってることだ…って。

私はnoteで妄想小説とエッセイを書いておりますが、小説を書いている時の気分がまさにこの番組における「あの時の気持ちを表現する」で、それにコメントをいただいた時の気分が「その表現を発表した後にみんなが同意してくれたり沸いてくれたり各々の経験を語り出してくれる」時のそれなのです。私は自分の現在置かれている境遇に改めて感謝しました。読者のみなさん、本当にありがとう!!!

私の妄想小説を読んでいる方(特に見るだけで私がその存在を知らない方)ってどんな気持ちで私の小説を読んでいるんだろう…。こんな妄想小説書きまくっている私をどんな風に思っているんだろう…。って基本いつも思っているんですが、皆さんに心から伝えたいのは、妄想小説書くのはめちゃくちゃ面白いんです、ってことです。私にとって幸せの時間。大変だから毎日はしないけど、新作書いている時期、執筆に没頭している期間は実は体内のしあわせ指数がめちゃくちゃ高いです。

小説を書いている時は「この気持ち、なんて表現したらいいかな…」の瞬間がたくさん訪れます。ど素人なので適当に書き流すこともあるし、一生懸命向き合っても結果は別に優れている訳でもなんでもないんですが、自分の記憶として、その表現に対して確実に思い入れが生まれます。だから今も過去作を再掲載していますが、案外細かい部分とか忘れてたりするんだけど、表現の一つ一つ、展開の一つ一つに「あの日の私が色々考えた記憶」が甦り、それもまたとても幸せな時間です。

先日Twitterにてこんなアンケートをしました。

22票しか集まってないのであれですが、noteで既に書いている人が3人、note以外で書いている人が2人、これから書くかもと思っている人が2人、でした。noteの3人は多分既に繋がっている人だと思うのですが、残りの4名の方、ぜひ、私と繋がってください。あと、残りの15人の方もやるつもりないだなんて言わないで、一緒に何か書きましょうよ!

洋画を見ていると「ブッククラブ」っていうのが出てくるじゃないですか。みんなで同じ本を読んで、その後集まって感想を言い合う、みたいな。昔、私もブッククラブやってみたいなーって思ったことがあったんですが、実のところ、私が求めているのはブッククラブよりnoteでの執筆と皆さんの書いた小説なりエッセイなりの閲覧とコメント欄でのやりとりだなと思っています。なぜなら、名作として存在する小説の感想を発表する時って多分、それなりに良いこと言わなきゃ的な気持ちが強く発生すると思うんです。だから色々と調べた人の意見が正解とされそうだし、話がそっちの方向(何が正解か)に近づけば近づくほど、私の求めている「しあわせ感」からは遠ざかっていくというか。バンタン界隈で喩えるならば、考察系の記事とか、私も数回書いたことがあるけど、あれは正直私の好みではないんです。勉強になる時もあるし、知らなかったことを知って尊い感情が爆発する時もあるけど、私は「バンタンの実際がどうだったか」よりも「バンタンによって幸せになった人の感情がどうだったか」とか「バンタンが大好きなの!という爆発的気分」の方が知りたいっていうか、その方に満足感を覚えます。

もちろん、自分で何か書いていなくてもコメント欄で何か言ってくれるだけでもいいんです。私のnoteは決して仲良しグループだけのじゃれあいの場ではないので、ぜひこのサークルに多くの人が参加して「言葉にできない、そんな夜」のようにみんなで「わかるわかるー」を言い合ってほしいなぁなんて、思っております。お気軽に参加を、お待ちしております!

そんなわけで、今年もバンタン愛発散noteにて、どうぞよろしくお願いいたします。

仲間を求めるアキレス腱より。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?