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2022/01/04

新しく仕事が始まるのは、明後日。

もう、名前で呼べるほどの日しか残っていないのだ。不思議なことだ。


働き始めの日が「明後日」と呼べるようになるまで、本当に長かったなあ。

あと2ヶ月、あと1ヶ月、あと3週間、あと2週間、あと10日、あと1週間…と、指折り数えてここまで来た。


今日寝たら、明後日は「明日」になる。

もう一回寝たら、明日は「今日」になる。


明後日の今頃、わたしは新しい職場にいる。どんなことをしているだろう。どんな人たちと出会えるだろう。怖いような、楽しみなような、やっと安心するような、不思議な気持ち。


午後になって風が強くなってきた。

洗濯物がぐるんぐるんしている。


午前中は、役所関係の手続きを諸々済ませてきた。保険の手続きとか、自立医療支援の手続きとか。どの窓口でも、みんな親切で、頭が下がる。大して待たされずにスムーズに事が済んで、ほっとする。


そのあと図書館に行ったけれど、まだお休みだった。でも、館内には人がいる雰囲気で、明日の開館に向けて、どなたかがお仕事なさっているのだなあと思った。予約した本は明日取りに行くことにして、駅ビルに向かった。


目的地について、一昨日行ったアパレルショップをもう一度冷やかす。むむ、安い。仕事始めとはいえ、お正月のセールはまだ続行中で、パンツ2本とカットソーを買う。三着も買ったのに4000円だった。安い。


その足でドラッグストアに向かい、化粧品を見繕う。すっぴんでこの2年ほど過ごしており、化粧品を見繕うこと自体が久しぶり。マスクしているけれど、みんなきちんとお化粧をしている。目元だけでもしっかりさせれば、寝ぼけた顔にも少し光が戻りそうな気がして、アイブロウとアイシャドウと、チークを買う。


化粧、しなければしないで過ごせてしまうし、地顔が濃いので今まで避けていたのだけれど、最近なんとなく、化粧してみようかな、という気持ちになっている。


服を買ったのも、本当に久しぶりで、欲しいと思わなかった自分からすると、服を買って嬉しいと思っている自分が、とても新鮮。


化粧したり新しい服を手に入れたり、こういうことに興味が戻ってきたんだな。よかったね。


そうして家に帰り、朝仕込んでおいたお雑煮を食べる。餅はゆでる派。どぅるんどぅるんで美味しかった。


今ソファに寝そべってこれを書いている。ピアノ教室のことを調べていた。なにかまたやりたいなあ、やりたいっていうか、作りたいなあと思ってて、書道がいいかなあとか思っていたのだけれど、つくったものが形として残らないほうがいいなあと思ったときに、ああ、音楽なら残らないなあって、気がついた。そしたら、ピアノやりたくなった。ギターでもいいな。ピアノかギター、どっちがいいかな。どちらも形には残らないけれど、自分には残るもの。そういうものを取り戻していきたい。そんな気がする。

投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい