おすそわけ(日記64)
4月になった。
第1週目、休まず、就労移行支援に通えている。
今日は、月に一度の電話応対訓練の日。
コールセンターで働いていたときのことを思い出しながら、できる限り丁寧に、できる限り落ち着いて、電話の受け答えをした。
先月よりも、だいぶできるようになった。
昔はなんなく行えていたこと、失ってから気づくこと。
でも、0になったわけじゃなくて、自分のなかで、経験として、しずかに眠っているもの。
そういうものを、ひとつひとつ、拾い集めている気分。
そうだ、そうだった。
これも、がんばってきた。
あれも、がんばってきた。
それを、ちゃんと、思い出した。
思い出したから、練習して、またその経験を、重ねていく。
「前に戻れるように」
じゃなくて、
「あたらしく始めるように」
経験を、重ねていく。
最近のわたしは、そんな日々だ。
さくらを見に行こうよ。
昨日の夜、同居人氏2に言われたから、今日さくらを見に行こうと思っていたのに、就労移行支援から家に帰ると、同居人氏1も、同居人氏2も、ぐーすかぴーと、お昼寝中。
一応声をかけたけど、起きる気配がなかったから、それならと、近所の公園まで、ひとりでさくらを見に行ってきた。
東京は明日雨だから、さくらが散ってしまうかもしれない。
公園に着いてみると、くもり空だけれども、さくらはたしかに、咲いていた。
今日この日のさくらを、家でお昼寝中の同居人氏たちに見せてあげたくて、今日この日の東京のさくらを、noteを読んでくださる方におすそわけしたくて、写真を撮った。
さくらは、うつくしかった。
うつくしいさくらの下で、こどもたちがたくさん、遊んでいた。
きれいなものを見て、こころがよろこんだ。
みなさんのもとにも、届くといい。
投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい