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平和を願う

お疲れ様です!

昨日、映画『窓ぎわのトットちゃん』を観に行きました。
映画ってあまり観ないんだけれど、トットちゃんは小学生の時の愛読書で大切な作品だったので映像化されるなら是非観たい!と思いまして…

ネタバレ有りかも?です、

とにかく泣きました。
子供目線の純粋なストーリーなんだけど、だからこそより鮮明なドキュメンタリーというか…
戦争モノの映画って史実と違くてどうこう…とか、実際の時代背景はどうこう…とか議論が生まれることが多いかと思うんですけど、この作品はその余地がないと思いました。
だって黒柳徹子さんが実際に体験したお話ですから。正確かどうかとかじゃない、本当に私が経験したんですよ、というリアルさがトットちゃんのファンタジーさを装いながら伝わってきました。

突然の自分語りですが、私は運動が苦手で鈍臭くていつも行動が1テンポ周りの子に遅れた子どもでした。
歩き方や走り方も何か変らしくて(これは今も)(自覚なし)、よくクラスメイトにバカにされていました。
それがつらくて悲しくて、体育の授業や水泳の授業が嫌で嫌で学校を辞めたいと泣く日もありました。
今じゃたかが体育の1時間…と思うけど、当時はどんなにお勉強ができても作文が書けてもその1時間のバカにされる体験がつらくて悲しかったんです。結局24歳の今1番思い出すのは笑われた経験なんです。
そんな時図書館で出会った小説『窓ぎわのトットちゃん』
色々な子たちが集まるトモエ学園では「みんな一緒にやるんだよ」を大切に子供たちが劣等感を抱かないような教育がなされていました。
当時の私は教育内容が違うから良いとかそういうことはわからなかったけど、好き放題やるトットちゃんの世界を読んで救われた1人でした。
「トモエ学園なら私の走り方でも笑われない?」ってよく母に泣きながら相談していました。

だから今回の映画で小林先生の
「君は本当はいい子なんだよ」
を聞いた瞬間、涙が溢れました。

黒柳徹子さんは「読者の皆さんが作り上げた世界を壊したくない」という思いでこれまで映像化を断られてきたそうですが、今回ここだけでも映像化してくれたことによって、当時この言葉を大人から聞きたかった小さな頃の私まで一気に救われた気がしました。
アニメになって動くことの力を感じました。


そして…大切な子供たちの幸せな場所を奪った戦争を許してはいけないと改めて思いました。
世界中から全ての戦争がなくなってほしいです。
何もできない国際社会の一員だけど、できることを探していきたいです。
私たちの世代にこの作品を残してくださったことに改めて感謝します。

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