【不妊治療】モヤっときた言葉…結局どう声をかけてほしかった?
私は約2年間不妊に悩み、そのうち1年間は専門クリニックでの不妊治療を経験しました。
先の見えないトンネルで苦しんでいた日々のなかで感じたことや、幸運にも妊娠できた今、思うことを書いていきたいと思います。
※あくまで私個人の経験であり、すべての方に当てはまるとは限りません。完全に主観になりますので、あらかじめご了承ください。
さて、不妊治療は偉大な先人たちの努力のおかげで保険適用になり、私のような一般庶民でも挑戦できるメジャーなものになりました。
しかし、だからといって笑って話せるような内容でもなく、私も限られた友人にだけ悩みを話していました。だいたい5人くらいでしょうか。
その中の一人で、私より年上の知人にも話をした時の話です。
同じく子供を授かるのに苦労された方で、本格的に検査をし始めたところで自然妊娠された、現役ママ。
知り合って短かったものの、いつも癒しと優しさをくれて、私はすっかり懐いていました。
そんな彼女に不妊治療のことを打ち明けました。今こんな治療をしていて、こんな痛みがあって、旦那との温度差がどうのこうのと。
うんうん、わかる、わかるよって話を聞いてくれています。
そんな中でふと、
「まぁ、赤ちゃんは赤ちゃんが望んだタイミングで生まれてくるって言うしね〜」
って悪びれもなく言われました。
この言葉、皆さんはどう受け取りますか?
当時の私は「なぜ治療に取り組んでいる人にその言葉を?」という違和感とともに、落ち込みました。
私は望まれてない側といいたいのか?医療とか治療とかそういうことじゃないでしょってことか?と。
今思うとなんてことない言葉で、私を励ますために発せられたんだとわかってはいても、自然妊娠された方にそう言われてしまうと、不妊当事者としては線引きをされたようで落ち込んでしまいます。
不妊治療は、求めたい成果は「子供を授かりたい」とハッキリしているものの、努力次第で必ずしも結果が出るわけではありません。
どれだけ煙草を吸おうと、偏食であろうと、不本意な経緯であろうと、授かる方は授かっています。
もちろん自分もそっち側だろうと踏んでいたら、実はそうではなかった。
それも「自分の遺伝子を残したい」という生殖本能において、自分は何かが欠如しているっぽい。それってかなり衝撃的なことです。
では、不妊当事者に対してどう声をかけたらいいのか。
いろいろ考えましたが、シンプルに「そうなんだ。健康には気を付けてね。」みたいな言葉で十分な気がします。
逆に、軽く励ます気持ちで「大丈夫だよ、絶対うまくいくよ」とかそういうのは地雷なので、お気をつけください(笑)
当事者としては、何か言葉が欲しいというより、この思いを受け取ってほしい・認めてほしいということだけを期待しているんだと思います。
励ましは、専門家から具体的な提案をされた方がよっぽど前向きにとらえられるので、健康だけを思ってもらえたら十分かと。
…と、一方的な視点からの一方的な訴えになってしまいましたが。
私ならこんな感じ。ワガママとは思いつつ、言いたいことを言わせてもらいました。
皆さんはどんな声掛けが嬉しいですか?
ちなみに先ほどの知人との後日談ですが、
ちょうど私が体外へステップアップするタイミングで、子供の面倒見るのが精神的にキツい、旦那が全く手伝わなくて困るというを長々聞かされ、
その翌週に第二子を妊娠していると人づてに聞きました(笑)
やることやってるやんかぁ~(笑)
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