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三連休

 日曜日はいい一日を過ごした。私はもうこのまま終わったって構わないと思った。
 いつだって人は孤独だが、しかし過去から未来へ続く遺伝子の正体たる二重螺旋の一捻りとなったときに、その対には、確固たる他人が居る。我々はそうして次の複製を作り、朽ちる。その責務を果たさずして死すのは、すこし悲しい。
 ただ私はそれでいうとここで終わるべきかもしれない。そうやって完全になろうとすることは傲慢であり、真に孤独であることが私の罰だとも、感じる。

いい喫茶店。しかしあまり良くない売り込み方をしている。前きたときのほうが、良かった。
見慣れた景色がそこにあるということは、人生においてたまらなく大切なことだと思う。
烏の羽は、モルフォの構造色のように美しい黒色をしていた。ということにさえ、今まで気づかなかった。
切り取られたキャンバスの中だけ美しい青色をしていた。
日本の大抵の水辺は緑色をしている。
一点に向かって収束する世界

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