毎日を大切に。

今週から開始した稽古がお休み。

仲間と過ごす日々はとても幸せだと感じる一方で、都内の感染者数が着実に増えていることや九州地方の自然災害など決して安心できない日々が続き、稽古が終わるとどっと来る。

こういう状況下で作品をつくることの意義や在り方をずっと考える。
どこまでタイムリーな話題を折り込むのか。そんなことを切り離した世界観で突き抜けるか。
考えても考えても、新たな話題や情報が舞い込んできて、いろんなことがたくさん変わって、作る側の僕らも楽しみにしてくれている側のお客さんも日々気を抜くことを許されない。

とはいえ、稽古ではマスクやフェイスガードがつきものだし、今までの常識を１つずつ疑ってかからないといけない。

だからと言って疑うのはあくまで「常識」であって「人」ではない。人のことを疑うと、自分の心が病んでいく。
精神衛生上よくないし、周りの人も気も落ちていく。
「いままでの常識」を疑って、「新しい常識」をみんなで考えていく。
みんなで楽しく安心して過ごすための「常識」。

新しい常識についてこれない人もいるだろうし、守ってもらえない時だってあると思う。でもそこで躍起になって怒ってしまってはいけない。
なんのために生まれた常識かを冷静になって考えられる精神衛生でありたい。

みんなが楽しく安心して過ごすための、常識。

安心するための場所を守るために、みんなに色んな価値観があることを許容しあっていきたい。

優しい人間でありたいし、心置きなく楽しめる場所をなくしたくない。




今日、初日の特典付きチケット[サマバケシート]が完売した。
買ってくださった方、ありがとうございます。

あなたが楽しく安心して過ごせるような空間を全力で考えて用意しておりますので、どうか会場にお越しの際は心ゆくまで楽しんでください。

毎公演15席のみ。
この15人のために全力を尽くして準備する。
こうして仕事に打ち込めるのも命あればこそ。生きているからこそ。

毎日目まぐるしく変わる世の中でマスクをつけながらお互い色んなことに気を遣いながら生きていて、やりたいことを毎日考えて、悩んで、苦しんで。


そんな日々を遅れるのも元気だから。命があるから。

だから僕は、苦しいのも、悩むのも、大変なのも大歓迎。
「どうやって乗り越えよう」を考えられる状況が楽しい。

本番まで1週間ちょっと。

毎日を大切に。