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【LIVE】Novelbright LIVE tour 2022 Hope Assort tour 愛媛公演

※具体的な曲名を記載しているので、ネタバレが嫌な人はご注意下さい。


2022年4月21日(土)ロックバンドNobelbrightの愛媛公演に参戦してきました。会場は、愛媛県県民文化会館。「Tips」百合田さんと「Smilemix」古茂田さんと3人での参加です(そして公演後にはFM愛媛の丸山さんとフリーライターのワタナベアサコさんにも会いました)。

南海放送リスナーには、「真犯人フラグ」の主題歌『seeker』でお馴染みのあのバンドです。はい、脳内再生されたーそ!れ!

ちなみに、南海放送は「真犯人フラグ」でこんなパロディをやっていました。ゆえに、Novelbrightは勝手に真犯人フラグ仲間。


Novelbright LIVE tour 2022 Hope Assort tour〜『路上ライブから武道館へ』的なよくある目標を実現させちゃうツアー〜


うん、ツアータイトルながっ!!!

Novelbrightは大阪発の男性5人組ロックバンド。
メンバーは、ボーカル・竹中雄大さん、ギター・山田海斗さん、ギター・沖聡次郎さん、ベース・圭吾、ドラムス・ねぎさん。
路上ライブツアーがSNSで拡散されたことをきっかけに、一躍有名に。2020年メジャーデビュー。竹中さんの口笛も有名で、全国大会優勝、世界大会でも2度の優勝を果たしている実力なことは、ファンの間のみならず知られるところ。

愛媛は初上陸、しかも四国では愛媛公演だけということで「やっとこれたぜ愛媛松山!」と。おそらく各地からファンが来ていたと思います。

力強くソウルのこもった、メンバーの息ぴったりの熱いバンドサウンドに乗って、竹中さんのボーカル麗しくパワフルなハイトーンボイスが爆音で響いて…それが空気を震わせながら伝わってきて…自身の体で受け止める、その感覚は、バンド好きには堪らない空間でした。

サウンドもとても繊細に、かつ全力全開で会場に響かせておられたように感じました。音作り、かなりこだわってるんだろうなと。

そして、嬉しい事に5月18日に発売するメジャー2ndアルバム『Assort』に収録される新曲「愛とか恋とか」は、愛媛でライブ初披露!ラッキーなタイミングでしたね。

ドラムスのねぎさんが、新曲演奏に合わせて導入したpadを、MCでうっきうきしながら叩いて遊んでらして(笑) 「ぶらぁ~ぼぉぉぉぉぅぅ!!」「ドゥクシッ!」「シュッ!」など、その日事前に楽屋で収録した自分の声(及びメンバーの声)を、MCのいいとこで鳴ら…せればよかったんですが、ねぎさん絶妙にその間が読めず(笑)いちいちメンバーに「今やろ!!」とツッコまれ続けるという茶番MC。さすが関西のバンド、メンバー全員のトーク力がハンパない。

ちなみに当日入りの場合、起床時間がかなりの早朝だったため、喉の為にも睡眠時間を確保しようと前日入りしたボーカル竹中さん。逆に、ぐっすり寝すぎて遅刻するという失態(笑)竹中さん除くメンバー皆で、楽屋でサウンドを録音してたというわけで…その様子が伺い知れる一部のpad音は、とっても和みました。仲ええバンドやなぁ。

ステージの上でメンバーが口を揃えて「本番前に凹んだらアカンから、皆、優しく迎え入れたけども」という様子は、仲の良さと、ライブをとても丁寧に大切にしている姿も垣間見ました。


seeker」はもちろん、「Sunny drop」「Walking with you」「拝啓、親愛なる君へ」「開幕宣言」など、シングルや人気曲、元気な物からしっとり聞かせるバラードにゴイゴイ盛り上がる曲まで網羅したキラッキラなセットリストで、途中、アコースティックスタイルで演奏する曲もあり、口笛を魅せる曲もあり、贅沢過ぎる内容でした。

個人的には「ツキミソウ」が好きなので、演出含めて儚く切なく魅せて下さって痺れました。

舞台上が透けて見える幕が一枚降ろされて、巨大スクリーンと化したステージに舞うリリックたち。さながらバンドは映像のバックで音楽を奏でる、舞台のオーケストラのよう。まるで映画のエンドロールを見ているような世界観にぐっと引き込まれました。とても現代的で、いわゆる世の流行りの映像上のリリック演出も取り入れられていて、さすが今熱いバンドだなぁなどと…!!

バンドメンバーのインスト曲の演奏がまためためたカッコよくて、バシバシ手拍子で乗りまくりました。あの分厚いサウンドに乗っても響く竹中さんの声もまた凄い。

前述のようにMCも楽しく笑わせて下さるし、バンドらしい”さらに上を目指して…!”という情熱的な夢も語って下さる。応援せずにはいられないトークと歌と曲があって、とても美しく洗練された演出なんけど、バンドは人間臭くて。その共存がたまらなく良いバランスで、最高のライブでした。

そんな中「普段、こんなこと言わないんだけど…」と、四国は愛媛だけでしかも今回1番大きなホールに挑んだけど3階以降の座席を埋められなかった…と悔しさを、偽ること無く伝えてくれた竹中さん。その瞬間、お客さんの心が鷲掴みにされたなと思いました。じわじわとヒットソングであたためたところで、あの熱いトークにぐいぐい引っ張られる形で、客席が盛り上がっていきました。

あの、素な声にグッときて、あぁ、今ここにいる私達は、貴重な体験をしてるのかもと思わせてくれたし、今を楽しまなきゃなと心をひとつにしてくれたというか。

実は、ライブのノリが悪いと一部では有名な愛媛県。シャイなのか、周りに合わせる保守的な傾向が強いからか、初めましてのアーティストの多くが苦戦する地域のひとつだと思っています。逆に、一度心をうまく掴んでしまえば、家族のようにいつまでも応援を絶やさない地域でもあると言えるかなと。なので、最初が結構勝負なんですよね、そこをどう掴むかは、本当にアーティストによってさまざまだと、思いますが。

凄く、上手く乗せて下さったなぁなどとも思いました。

久しぶりの、濃い、濃いライブ空間でした。


座席も間隔あけてあったり、声出せない分フラッグを振る曲があったり、もちろん入場時は検温と連絡先の記入と手指の消毒も。
声は出せないけど、それは寂しいかもしれないけど、こうして少しずつ全国ツアーも増えてってるんだなぁと体感してきました。久しぶりのお手振りで、衰えも感じました(笑)ライブが運動だった私もさすがのブランクに、筋力の低下を感じずにはいられません…とほほ。

本当に素晴らしいライブを、ありがとうございました。次、愛媛に来るときは、満席目指して…ですね!

#Nobelbright #愛媛県県民文化会館 #愛媛 #松山市 #ライブ #ロックバンド #ホールツアー #hopeassorttour

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