宮武徹郎の情報収集術。どんなメディアを見てますか?【Off Topic Ep199】
宮武徹郎と草野美木が、アメリカを中心とした最新テクノロジーやスタートアップビジネスの情報を、広く掘り下げながら紹介するポッドキャスト『Off Topic』。このnoteでは、番組のエピソードからトピックをピックアップして再構成したものをお届けする。
今回は「#199 宮武さんの情報収集・ポッドキャスト作りのプロセス」のなかから「情報収集の5つのチャネル」についてピックアップ。自然と情報が集約される前職のVC勤務時代と比べ、よりプロアクティブに、そして俯瞰的かつ横断的に情報収集することの重要性を実感し、圧倒的にインプット量が増えている(インプットとアウトプットの総量の割合は感覚的に10対1とのこと)という宮武。日頃聞かれることが多い、宮武の情報収集法を一部明かしていく。
どんなメディアを見ている?
基本的には午前中の2〜3時間、午前中に2〜3時間、9時30分ごろまでに情報収集を行うのが宮武の朝のルーティンだ。そこでようやく(特にアメリカの)テック業界の状況をキャッチアップできるのだという。情報収集のチャネルは、X(Twitter)、ニュースサイト、ニュースレター、ポッドキャスト、対面の大きく5つに分類できる。
Xやニュースサイトに関しては、USのテック系テック業界に関する情報やトレンドを即時的に得るために活用している。前職でニュースサイトは「TechCrunch」や「The Information」をはじめ2〜3つのサイトを毎日見る程度で、前職を退職以降はほぼ見ていなかった時期もあったという。これは、例えば調達に関するニュースは実際に調達が行われるタイミングとニュースのタイミングに大きなギャップ(1〜3ヶ月、場合によっては半年ほどの解離があるという)があること、また、ニュースサイトは大手を中心としたジェネラルなニュースが多いことが理由である。しかし独立し、ポッドキャストなどでの発信を行うにあたっては、小規模なスタートアップやニッチな動向だけでなく全体のエコシステムを理解することも求められる。ニュースサイトはその意味で非常に有用だという。
現在、宮武が1日に必ずチェックするニュースサイトは、「The Verge」「TechCrunch」「The Information」「Tubefilter」「Bloomberg」「Business Insider」「The Wall Street Journal」「The New York Times」の8つ。一方、草野は「Variety」「Tubefilter」「Dazed」などのエンタメ・カルチャー系やリテール系のサイトをチェックすることが多く、約30のサイトを週に1度まとめてチェックする。またXのリストも活用するとのことで、2人のなかでも、情報収集元と方法の違いがみてとれる。
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