平穏な日常を取り戻そう
モヤモヤしている。やることが雪のように少しずつ積もっていき、気づけば床が一面真っ白になっているような感覚...
慌てて少しだけ積もっているtoDoを払う。その合間に、他のところでもやることは少しずつ増えていっている。
いっそテトリスの縦棒のように、まとめて消せたらいいのになぁ...なんていう横着なことが頭をよぎる程度にはボンクラなのだけれど、一面がまっしろになると頭の中もまっしろになる。
そうして、デリート。
PCの電源を切るみたいに、頭の電源を落として1日寝ていたい。
起きている間中、ずっといろいろなことを考えている。
たぶんみんなそうだろうから、別に特別なことなんかじゃないけれど。
あっちにいったり、こっちにいったりする思考の断片...思いつきの企画を走り書きすらせずに頭の中に放置していると、いつの間にかどこかへ消えている。
「アイデアは空気中を漂っている」ということを昔noteで書いた。フワフワしているアイデアがたまたま頭の位置と重なった時だけアイデアは見える。
だから、その場でメモを取らないと見失う。今日もまた見失った。最近アイデアを捕まえ損ねることが多い。
こういうことを書くと心配をかけてしまうだろうから書かない、というのも一つの態度。でもまぁ、ここは僕のタイムラインなので愚痴に近いことも残しておこうと思う。
今日はアレから◯年系の話がたくさん出るんだろうな。
どうしたって思い出してしまうし、いまの自粛ムードの不穏な空気感はどことなく似ている。
何かしないとマズい...というザワザワした予感だけが頭の中をおおっていき、こびりつくように剥がれなくなる。
何かしないマズい...という意識にとらわれることがマズいんだけど、当事者はそれに気づけない。気づけているようで、僕もたぶん似たようなモンだ。
震災当日は関西方面への出張からの帰り道で、東海道新幹線で東京へ向かっていた。
三島駅で緊急停車しそのまま新幹線はずっと動かず、見かねた上司が喫煙所へ立って戻って来ると「今すぐ電車を降りてホテルとるぞ」と指示を出された。
喫煙所のテレビでは津波に押し流される街が流れていた。
なんだよコレ...という感想しか出てこなかった。
中一の時、朝起きたら関西で大きな地震があったとテレビが言い、燃え盛る街の映像を見た。
その春には地下鉄サリン事件の映像で、地下鉄の出口で倒れる人たちの映像。
湾岸戦争の時には夜空にロケット弾の無数の軌跡が伸び、爆炎に包まれて崩れる街の映像。
テロ組織へ捕まり斬首される映像。飛行機が墜落して焼け野原になった映像。。。
画面の向こうの災難が、昔見たホラー映画のように画面越しに手を伸ばしてくるような、ベットリとした嫌な感覚。。。
震災のあと、初夏に宮城県の荒浜へ復興支援へ行った。
初夏の仙台は高校生の時以来で、あの時みたアレコレは見事にフラットに押し流されて無残になくなっていたし、縁のあった石巻の方は被害甚大だった。
思うことが多すぎて、疲れ果てて帰ったことを思い出す。
なんだかやっぱり暗くなるな。
思い返せば、10年スパンくらいで大きな災害は起きている。
その度に乗り越えてまた日常を作ってきたから、きっと今あるアレコレもなるようになって行くんだろう。
今朝は6歳と3歳の娘に、震災の話をして少しだけ津波の映像を見せた。
地震や津波などの災害の恐ろしさ。体験しないとあの凄惨さはわからないのかもしれないけれど、映像と現地の爪痕を見て話を聞いてきたから、やはり次の世代へ伝えておかなきゃと思う。
一緒に見ていた妻が涙ぐんでいて、3歳の娘が頭を撫でている。
平穏な日常はつまらないかもしれないけれど、平穏な日常がはやく戻ってきて欲しいな。
さて、降り積もっているtoDoを一回書き出して整理してこよう。
やるべきことが無限だなんていう事はない。書き出して視覚化して、構造化してすぐ倒せるヤツから倒せばいい。
自分の中の軍師をちょっと呼んできて、今日もなんとか乗り切ります。
書くと頭が整理されるってありますよね。
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