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自分で決めさせる育児について

育児って、自分が受けてきたことを自分のこどもにも受けさせがちらしいんですよね。例えば、お母さんが大卒の場合、そのこどもにも大学卒業レベルまでは教育をしたくなるみたいです。

エビデンスなしで語るとあれなんで、ちょっと根拠おいておきますね。国立教育政策研究所の、国のお金を投じて行った調査研究の結果レポートです。

こういうの見るの苦手な人の為にザックリ要約すると、こどもの学歴に対して父親の学歴は影響し、母親の学歴はもっと影響しますよって事らしいです。

世知辛いですね〜・・・高学歴な親の元に生まれたこどもは高学歴になりやすいってなると、もはや生まれた瞬間からブーストの有無が決まってくる。

以前から学習環境が遺伝してしまう事で貧富の差が固定化されちゃうのはたびたび問題になってましたが、こう改めて数字で見るとどうしたもんかと思ってしまいます。


自分が受けた教育を繰り返す

上記の場合は学歴=学習環境の話なのですが、それだけにとどまらず親は自分が受けてきた教育やもろもろをこどもに対して与えがちだなと思うんです。

これは親になってみて思うんですけど、僕もやってます。気がつくと自分が受けていたようにこどもにも接している。

自然派の森のようちえんへ行かせていること、自主性ドリブンの「自分で決めさせる」教育をしていること。

早期にデジタルデバイスに触れさせて、ニンテンドースイッチなどを買い与えていること。ちょっと高級なチーズや、フレッシュなオリーブなど大人とおなじ酒のツマミを少しわけること。これ、僕も親の晩酌のツマミをよくおねだりして分けてもらってました。

他は特に私立に進学とかこだわりはないですし、東大目指せとかも思いませんけどね。そこは自分の代でループから外れたのですが、よかったかどうかはまだわかんないです。

ても、こういう価値観の淘汰と伝承が続きやすいってのはあると思うんですよね。

特に食の感覚なんかは生まれてから当分の間は好き嫌いこそできても何を食べるかはこどもは選べませんから、親が知らない食べ物はこどもは知る機会がそもそもないわけです。

食以外にも一般常識しかり、旅行に行くとか、飛行機に乗るとか、スキーをするとか、ほとんどの経験は親が何を選ぶかで大きく左右されちゃいます。


自分で決めさせるという教育

某ビルを倒す会社さんでは部下を教育する際に「で、君はどう思うの?」と自主的な考えを促すそうです。

これって実はなかなかめんどくさい教育方法で、ある程度教えたり任せたり失敗したらフォローしたり成功したら褒めたり色々と対応しないといけないんですね。その分、任された人の成長は早く、自分で決めて動けるようになると結果的に上司も楽になるってパターンみたいです。

で、思ったんですよ。育児も同じだなって。

娘の口癖や悪態なんかをみていると、完全に親のマネなんです。自然に発露したわけじゃない。怒り方、不機嫌のなり方、どれも親から学んでいるんですね。

それ見ていて思ったんです。うわっ、怖いな...って。

なるべく自分で決めなねって任せつつ、決める要素になるAはこうだけどBはこう、どうしたい?を渡しているつもりなんですが、それ以外の部分でも実はやたら観察されてるんだなって最近ちょっとビビってます。


ほんと、子は親の背中を見て育つ...なんて言いますが、世間は誰も自分には興味ないと思って生きていつつも、こんなに身近にじっくり観察してくる相手がいることに改めて気づいて震えています...。

あなたの背中もきっと誰かに見られてます。
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