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子はかすがいとは、夫婦だけの話ではなかった

金土日と2泊3日で伊豆へ旅行に行ってきた。家族連れ、しかも4家族合同での旅。

どんだけ仲良しかよ!と思われるかもしれないが、育児という孤独な戦場において同年代のこどもを持つ親とは、砂漠の中で出会うオアシスのごときやすらぎと癒しなのだ。

だからこそ上は50代後半、下は30代という、ふた回りの年齢差のある関係でも子育てを介して助け合い仲良くなることができる。

これは本当にこどもがいなかったら仲良くなることはなかったであろう関係で、今この時代のこのタイミングで子供を授かって育てることにはなんとなーく意味があるのかも?とうっすら思うくらいには、不思議な関係性だ。

社会人になってから知り合う場合はほとんどが仕事の関係であり、なにかしらの利害関係が絡んでくる。

しかし、パパ友もママ友も、基本的には利害関係がない。

大人になってしまうと、利害関係のない友人知人を増やすのは実はむずかしい。だからこそ、育児友達は貴重に感じるし、SNSが流行るのも気持ちはわかる。


共有や共感が友達作りの最短経路

人間の根源的な欲求は何種類かあるが、そのほとんどは生存戦略として先祖の記憶や体験から埋め込まれてきた欲望だ。

群れたい、という気持ちがあるのも、それが生存に有利だったからだろう。

子育てする者同士が集まりやすいのも、育児期間という生存戦略的にはハードな期間だから群れたほうがお互いの安全性が高まるからな気もしている。

本来なら自分だけ生き残るのを優先するようにできているハズなのに、子育てをしていると自分を犠牲にしてもこどもを生存させたいと思うようになるから不思議だ。

こうした体験の共有や共感こそ、群れる=友達作りの最短経路なんじゃないかと感じている。

そして、わりと多くの人が共有できる濃いめの体験として、同年代のこどもを育てることはかなり優秀だ。

それなりにハードであり、お金も時間もかかる、長期間の成長と卒業が組み込まれた大型ライフイベント。

思うようにコントロールできない自我のカタマリのようなこどもたちを見ていて、子はかすがいとは言ったものだが、これって夫婦関係だけじゃないよなー...と思った。そんな2泊3日の旅でした。

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