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ヴィジョンとは何なのか?

今、クラウドファウンディングのプロジェクト文の下書きをしている。これがなかなか悩ましく、頭の中でモヤモヤしている。

何かのプロジェクトには必ずゴール、つまり目指すべき到達点が必要だ。

そして、息切れしない為にこのゴールとは別にチェックポイントとも言える中継点も必要になる。

しかし、ゴールとチェックポイント以外にもっとも大事なのはなぜそれをやるのか?という理由と根拠、そしてそれを行うことで何が変わるのかというヴィジョンである。


ヴィジョンという未来予想図

ヴィジョンとは方向性であり、そのプロジェクトを通して何が起きるのかという未来予想図とも言える。

いわば夢だとか野望だとか言われる部分なのだけれど、それと同時に枝葉の細かいところも整えなければ全体像はまとまらない。

これはつまるところ自分は何者で、何がしたいのか?という問いでもある。

だからこそ自問自答を繰り返しているのだけれど、やればやるほどに深みにはハマるように書けなくなってくる。恐ろしい。

壮大な夢物語で誰かを煽るには少々歳をとってしまったし、リアルでビジネスに徹した事だけ淡々とやる程に割り切るにはまだ若い。

自身で色々できるが故に何もかもがハンパになりがちでもあり、結果的に自身のプロジェクトが後手に回ったことで朝から夫婦喧嘩になったりもした。


お金はゴールではない

クラウドファウンディングでは一応は目標金額がある。で、一見すると勘違いしがちなのだけれど、この金額の達成自体はさほど大きな意味はない。

そして実際のところ、クラウドファウンディングは資金調達の方法としては手頃に見えて効率が悪い。

15-20 %と手数料が高く、かつリターンの仕入値も考慮すれば純利益として使えるのは集まった金額の30-50%だろう。

そして100万円集めれば成功と言われるが、現実問題ビジネスで100万円の売上で利益率20%=つまり20万円の純利はお世辞にも良いビジネスとは言えない。

総じてキャッシュ(現金)の調達手法としてはコスト(手間)の割にリターンが少ない。プロジェクト終了→振込着金までのタイムラグもある。年利1-2%で借りられる融資の方がはるかに手堅いレバレッジになり得るだろう。

そう考えると、これは一種のPR=Public Relationsのオマケに支援金が少し入る程度に思った方が良さそうではある。

つまり、クラウドファウンディングで集めるべきはお金じゃなくて注目と興味関心なんだろう。


共感や賛同ポルノをしたくない

もしも、クラウドファウンディングで興味関心を集めるだけが目的ならば、共感や賛同を表明しやすいようにプロジェクトを設計すれば良さそうだ。

SNSでこのプロジェクトを支援している自分はステキ!となれるように仕立てるべきなんだろう。

ビジネス的にはそうするべき、という理屈はわかる。でも、困ったことに僕はそれがやりたくない。

共感や賛同ポルノとでもいうべき、誰かの承認欲求の隙間に入り込むことに抵抗を感じる。自分がもしも逆の立場なら嫌だからだ。

僕はひねくれているから、クラウドファウンディングなのにわかる人にだけわかればいい、とすら思っている。


発起人としてはどうなのだろう?

お金や注目を集める上ではマイナスだろうし、もしかしたらこれは悪手なのかもしれないという不安もある。

良いものを広めたい気持ちと同時に、矛盾しているかもしれないが良さをちゃんとわかる人だけでシェアしたい気持ちもある。

なんだがずっとモヤモヤしているが、〆切が来ているのでこの週末でまとめなければいけない。

週明け、自分がどんな答えを出しているのか、今の時点でまだ暗中模索でまったく見えない。こんなんで大丈夫なのだろうか.....

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