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小学1年生の休校中のすごしかた

6歳の長女がニートになってしまった。

4月から小学1年生になるはずだったのに、緊急事態宣言によって5月までの休校が決定し、予定していた登校日もすべてなくなったからだ。

STAY HOME...つまり、ずっと家にいる。亭主元気で留守が良いとは言ったものだが、在宅で仕事をする立場としてはこども元気で留守が良い。できるならば、学校なり公園なりで遊んで来てほしい。

適切な距離をとっての公園での運動なんかはOKらしいが、6歳と3歳の2人の娘なので親が連れていかないことにはままならない。

家庭と仕事の両立どころか、家庭家庭家庭家庭...の合間に隙をみて仕事をねじ込む!そんな日々だ。


ニートな家族に終止符を

この生活はずっとは続かない。いずれ元の日常が戻る...保証はない。

休校措置は一時的なもの、5月の連休明けから普通に登校できる...とは思えない。おそらく制限要請を開けたり閉じたりを繰り替えすことになるだろう。

そうなると、このだらけ切ったフワフワした日常に娘を慣れさせてはいけない。

実質軟禁状態のこの暮らしでも前に進めるようなことを考えなければ!

いや、むしろここでニートの素養を叩き込んでしまう事は避けなければならない。

朝から晩までお菓子をつまみながらYoutTubeを見る日々ってどう考えても自堕落だろうし不健康、見せてる親は楽なんだけど楽をしたツケがきっと将来回ってくる気がしてならない。

これではいかん!!!

と一念発起。どうすればこの怠惰な暮らしにメリハリをつけれるのか...と考えた結果、学校と同じくチャイムを鳴らしてみることにした。


AIスピーカーでチャイムを鳴らす

スマホでもできるけど、自分がもしも外出していると意味ないので家に常にあるAIスピーカーに設定することに。

まずはわがやのアレクサの「スキル(アプリ的なやつ)」で「学校チャイム」を有効にする。

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このスキルをいれると、チャイムを鳴らせる。

音はあの「キーンコーンカーンコーン♪」という学校のチャイム音。めちゃくちゃ聞きなれていて、もはやパブロフの犬並みに反応してしまう。

もう卒業して20年以上たつというのに、義務教育のすごさを思い知るわ...

ただ、スキルをONにしただけだと意味ないので、ここから「定型アクション」で音が鳴る条件を設定する必要がある。

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手順を説明しておくと...

1.「スキル・ゲーム」から「学校チャイム」を有効にする
2.「定型アクション」
3.時間を条件設定して、毎日定時で「学校チャイム」をON

うちでは小学校の時間割に合わせて、こんな感じにしてみた。

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8:30にまずは朝の会のチャイムがなり、そこから授業時間割通りに進行する。

8:30 登校チャイム
8:45 一時間目開始
9:30 一時間目終了
ー 5分休み ー
9:35 二時間目開始
10:20 二時間目終了
ー 25分休み ー
10:45 三時間目開始
11:30 三時間目終了
ー 5分休み ー
11:35 四時間目開始
12:20 四時間目終了
ー おひるやすみ ー
13:45 終わりのチャイム

とりあえず小学一年生なのでオール午前授業。メリハリを覚えて欲しいので土日も構わず毎日鳴らせる。で、お昼終わったらあとは好きに遊んで良いことにしている。

そして、チャイムの効果はなかなか有効で、この音がなったら次のお勉強!とか、お風呂入るよ!など、一緒に在宅仕事をしている僕らもメリハリが出てとても良い。

ちなみにAIスピーカーが家にない場合はスマホアプリで鳴らすのも手。

スマホのだとこれが良さげだった。タブレットで鳴らしてもいいと思う。実際には数回しか使ってないけど、基本の時間割も入っているし便利。


家庭学習の時間割もつくってみた

で、チャイム鳴らすなら時間割も必要だよね!ということで、暫定の時間割をつくってみた。

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学校から配られた時間割に沿ってやろうかとも思ったのだけれど、せっかくだからうちらしい時間割にしてお父さんお母さんが先生の授業を加えてみた。

父(僕):デザイナー
学校でデザインの授業の講師をしていた事もあるが、小学1年生に教えるのは初。こども向けのワークショップで工作を教えてたことはある。

授業内容は「デザイン」と「おみせ」
デザインでは基礎デザインの基礎の基礎を教える予定。最初はカラーバスとか、発見と観察の基礎練をワークショップ形式でやってみようと思う。
母(妻):フードスタイリスト
こども向けに味噌づくりのワークショップをしていたりもする。

授業内容は「りょうり」と「ヨガ」
りょうりはそのまんま、娘と一緒に作れるメニューで作ったらお昼ご飯で食べる。一石二鳥である。いずれは買出しも授業にして、家事を丸投げしたいと思う。

他にも「もり」という2コマ授業では家族で森に行ってお散歩する。

ただのお散歩ではなく、ここで落ち葉や木の実を拾ったりして、「こうさく」の授業で使ったり「おえかき」の授業で顕微鏡で見て描いてみたりする二段構え。

雨の日はレインウェアで行く...のは大変なので、家で映画鑑賞にする。

そして、時間割を自分で読むのも大事なので、こども用の時計で自分で時間確認させたり。

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これは無印良品の子供用の時計。読みやすい数字がついていて親切設計。

多少ダサいけど読みやすさを考えるとAmazonのMAGってのも良さそう。でも4月頭時点では在庫切れでちょっと入荷待ちな模様...


キッズタブレットを導入!

そのほかの「こくご」「さんすう」などの授業はドリルがあれば自習にしてしまいたいところだけど、実はまだ教科書が配布されていない。

受け取るはずの登校日が設定された直後に緊急事態宣言なんか出されたもんだから、いろいろなことが宙吊りのままなのだ。

このまま待機も時間がもったいないので、わがやでは思い切ってAmazonのキッズタブレットを導入した。

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10インチでメモリ32GB、2年間の保証付。お値段は2万円とぜんぜんキッズ感ないけれど、性能的には文句ない。画面が小さいと安くなるけど、書き順なんかのアプリもやるなら10インチがベストチョイス。

キッズverに最適化されていて、こどもが何をどれくらいやったのかを把握できるし、親のスマホから画面ロックもかけられる。

もちろん1日の時間制限も設定可能なので、動画ばかり見るのを防ぐこともできる。

年齢設定をすることで表示されるアプリの種類を変えられるので、6歳の長女のアカウントと、3歳の次女のアカウントでそれぞれ管理できる。

初期verで「こくご」「さんすう」「えいご」なども揃っているので、ほっといても一人で勝手に勉強してくれて親は非常に楽。

書き取りアプリ用に一緒にスタイラスも買っておいた。

こども用と迷ったけどコスパとか色々考えてスタンダードなのにしたけど、うちの娘は使いこなしていたので問題なし。


「りか」の授業は1年生ではないけれど、「デザイン」でも「おえかき」でも使うのでハンディ顕微鏡も購入。最近はそこそこ安くて高性能なオモチャがたくさんあるので、教材には困らなそう。

ほんとは「ドローン」とか「プログラミング」「3Dプリンター」の授業とかもやりたいけれど、それは後々考えようかな。


さて、今ちょうど月曜日の2時間目「ヨガ」の授業を妻が教えている。文句ばかりの問題児相手になかなか苦戦しているっぽいけれど...娘二人はYoutubeばかりの日常よりも楽しそうだ。

そしてその次の3時間目は僕の「デザイン」の授業なので、あわてて資料を作っている。

緊急事態宣言...リモートワークにお店の休業に在宅保育と自宅教育が一気に来たので、左右にしもべを連れてきたボス戦みたいなことになっている。

お金も時間も削られていっぱいいっぱいだけれど、こうして色々工夫してる時間って実はちょっと楽しかったり。わがやの時間割、うまくいったかはまたご報告します。

長期戦に備えた手段も準備しましょう!
「♡」を押すと、次回更新の予告が出ます。
オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。

ー おまけ ー

最後まで読んでくれたので、オマケにうちで使っている時間割表の無記入のものを置いておきます。ご家庭でプリントするなり、コンビニでPDFプリントで出力するなりして使ってみてください。

※たいしたデータじゃないので改変も再配布もご自由にどうぞ。

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