いつまでたっても無くならないバイク盗難。むざむざ盗られないよう、対策してこうぜ

ちょくちょく流れてくる
「〇〇盗難されました。 見かけましたらご連絡お願いします」
というツイート。オーナーの悔しく悲しい気持ちが伝わってきて、見るたびに心が痛む。俺自身、愛車を盗まれた経験があるからなおさら。

盗まれたと分かると、たいてい近くの交番に駆け込むと思う。

ところが警察では、
「鍵かけてたんですか?」
「ちゃんと保管してたんですか?」
と、こちらの非を見つけようとせんばかりの質問責めに合い、あまり親身になってくれない。悔しい。

追い打ちをかけられる気分だよ、俺だって大事にしてたんだよ、なんだよ盗られた俺が悪いってのかよ?
と言いたいところをグッとこらえて状況説明をする。なにか手配とかしてくれないのかよ、泣きそうになるよ、まったく。


とはいえ俺の経験は1990年のことなので、今は(あるいは警官によっては)親切な対応かもしれない。

ではここで、1990年頃の盗難状況を少し書いておこう。俺の悲しい経験をnoteで供養してやるさ。
(ほんとうに、今思い出しても悔しい!)


以前(80年代~90年半ばくらい)は、盗難ももう少し牧歌的なのが多かった。つまり、ボロボロで出てくる可能性が今より高かった。


盗難行為をつかまえて牧歌的ってのも何だが、要するに。

少年が、欲しくて欲しくてしょうがなくて、盗む
あるいは、
終電を逃した人が帰りのアシに勝手に使う
とか、
いたずら、あるいはマフラーだけ盗る、などの部品盗難

という感じ。
(鈴鹿8時間見に行って駐車場へ戻ったら、マフラーごっそり無くなってました事件もあったなあ、そういえば。)



そんな場当たり的盗難が主だったので、事後の発見率も高かった。

盗っ人の家近くに乗り捨てられてたり、ガソリンが尽きたあたりで打ち捨てられてたり、公園や歩道橋の下を車庫代わりに使ってたり、てな感じ。

少年が盗んだバイクを家に持ち帰れるわけもなく、どこか目立たない場所にこっそり停めておくからね、そういうことになるんだ。
直結したけどタンクの鍵は開けられなくて、給油できずに乗り捨て、とかね。


こういう手合いへの対策は、とにかく複数のロック。
「なんか盗むの面倒そうだな」と思っていただくのがイイ。



警察も防犯対策サイトを作ってるよ。↓


ただ、こういう対策はユーザー(俺ら)の利便性を損なう。
一言で言えば、乗るのがめんどうになってだんだんバイクから遠ざかる

いやさ、俺も盗難被害のあと、残ったバイクに鍵を複数付けたんさ。

それまでは太いのを一つだけだった。
それを(1週間くらい出張してた間に!)カッターで切られて盗られたから、カバーの上から下から、これでもかと付けたった。(苦笑)

そしたら乗る時にそれをいちいち外してまた付けて・・・・て、面倒でなあ。

俺は鍵を付け外しするためにバイク乗ってんのか、バイク乗るために鍵つけてんのか?


もうさ、二度と盗まれたくない気持ちと、バイク乗るのが億劫になる気持ちと、せめぎ合いだわな。
ちくしょう、盗っ人め!と、いちいち思い出しちゃ腹も立ったわ。結局愛車は出てこんかったし(泣

(つまり、俺のバイクを盗んだやつは、手口から言ってもプロ系泥だった。タブンシランケド。)


そう。当時もこんな話は流れてたよ。




チラシは下見。カバーをわざと外すとか、石を置くとか、何か目印を付けといてバイクを動かしてるかどうかチェックしてるとか、とかとかとか。
そういうのにちゃんと気づいてケアしないと盗まれる。

そんなふうに言われていた。
真偽はわからん。確認しようもないからな。
でも、できる用心はするしかない。愛車のためだ。


こんなツイートも見かけたよ。できる対策が一つ増えたな。

https://twitter.com/TRUXTON2/status/1617378215559069696


先に「当時の盗難は牧歌的なのが多かった」と書いたが、そうなんだよ、実は1990年時点でも窃盗団てのがいた
こっちはイタズラや出来心じゃなく、組織的犯行。

彼らに盗られたバイクは、まず出てこない。数日のうちにバラシて処理されるとか、海外へ持ち出されるとか、まあ、当時でもいろいろ言われていた。
その内容は今と変わらん。そして、真偽は定かではない。だって俺、犯罪に関わってたわけじゃないし。

こう言っちゃなんだが、(周辺に他にもバイクが在るのに被害が一台だけだった)俺の場合、選ばれた車種を見てもプロの仕業っぽかった。
これ見よがしに付けておいた太めのチェーンロックをあっさり切ってたのも、ソレを感じさせた。

そしてそれは、こんな話からも「アレはプロだったのでは?」と思わされた。


さて、上の話は人目についてほしかったので、先に出した。
ここからは広めたくない昔話を始める。

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