雑誌のリザルト、ビブスの思い出など

この記事を紹介したら、ごんし氏からコメントをいただきましたので、ご紹介します。


先の記事にこう書いてありますが、
(以下、引用)

そもそもあの雑誌(ダートスポーツ)は変貌がすごい。

(中略)オフロード遊びに興味が移って DIRT SPORT になった。DSになってからも、最初こそEDを扱っていたが(その頃マイウェイエンデューロを開催していた)、やがて編集長のお子さんがモトクロスを始めたためMXメインになり、お子さんがMXをやめてまたEDに戻った。(という印象を俺は持ってます。ザ・バイクの頃、よく買ってました。1日発売だった記憶。)

(引用おわり)

ごんし氏が
「マイウェイエンデューロは24hはそんなに何回もやってないんじゃねーかな。」
と仰ってますが、その通りだと思います。
バックナンバーを確認すれば分かりますが、90年代後半には、DSはMXメインの雑誌になっていたはずです。




ビブスゼッケン、昔はけっこうありましたね。

全日本MXもビブスだった時代がありましたし、「レースはビブスこそ王道」時代の名残りだと思われます。


数字が大きくて集計しやすい。
観客からも選手がわかりやすい。

といいところがある反面、

(プロの場合)スポンサー表記が隠れる。
ほどける、絡まるなどのリスクがある。

という面もありました。


また、エンデューロに複数人でエントリーすると、ライダー交替時にビブスの付け替えが必要になりました。
これ、ドライならまだしも、雨の日はビブスの結び目が濡れてきつくなってしまい、脱着に一苦労したものです。

それに、ヘルメットを脱がないとビブスが取れないので、ライダー交替はけっこう手間がかかったもんです。

おっと、いけませんね、思い出話に耽ってしまいました。


「桶川開催のリザルトはガルルにもバックオフにも載ってたよ。」
ごんし氏、ありがとうございます。


昔の雑誌は全国各地のレース(全日本だけでなく草レースも!)のリザルトを載せてくれました。スペースの都合上、全員というわけにはいきませんが、各クラス入賞くらいは載りました。

そういうのを眺めて、遠い地のレースに思いを馳せたものです。
また、知り合いの名を思わぬところで見つけたりして、そのレースに興味を持つきっかけになったり。


SNSが発達した今とは違いゆったりしたペースではありましたが、そうやって私たち世代も、全国のレースにアンテナを張っていたわけです。



ごんし氏から再度コメントをいただきましたのでご紹介します。



あの当時、オフロード雑誌は「後援」で各地の草レースを取材していました。そのあたりの表現が、私の書き方ではうまく書けていなかったようです。申し訳ありません。


たとえば阪下のシリーズ戦はガルルカップでした。でも運営はウィズランドです。



各地でレースが開催され、雑誌が取材に来たりもしました。でも雑誌の人が運営に直接関わることは、まずなかったと思います。彼らは誌面を作るプロでしょうが、レース運営の業務は(おそらく)素人です。

とはいえ、開催のアナウンスや記事の掲載を期待できるので、運営側は雑誌とタッグを組むメリットがありました。
あの頃は今のようにインターネットが普及していなかった(使っている人はいました)ため、告知は雑誌は有効だったのです。
(一度参加すると、次回開催からは郵便で通知が届く大会もありました)

雑誌側にもメリットがあります。
記事として草レースを掲載すると、参加者が雑誌を買ってくれるという期待がありました。
また、最初に紹介した記事のように、ときには編集の人が体験記を書くネタに使われたりもしました。


要するにWin-Winだったのです。

最近は雑誌の存在感が薄れてしまい、すっかりネット記事がメインになりましたが、紙には紙の良さもあります。保存性とか、友人と回し読みできたりとか・・・・

というわけで、便利なネットではありますが、たまには紙の雑誌も読んでみてくださいね?

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