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自然なくらし

ある日の夕焼け。山にかかる雲。空にとても近い天空に浮かぶような街だと思った。

生活する街が変われば、習慣が変わり、日々使うものが変わる。
東京から離れた場所に移ると、車で移動することが増え、時間帯によって様々な景色を見られるようになった。
高い建物に囲まれた東京で生活していると出会えないような景色とたくさん出会った。
きっと街の人にとっては見飽きた景色なのだろう。
だけど、こういう、日常生活の中にふいに現れる美しい自然現象が、私たちの人間生活を豊かにするピースになっているんじゃないかなと思う。

ある時、集中して作業を進めるために「雨の日に聴くサウンドトラック」をYouTubeで流していたことを思い出す。
東京にいると雨の日の音が車の音でかき消されてしまう。
それが田舎にくると色々な音が聴こえてくる。
雨がしとしと降っている音、小さな生活音、カエルの声
静かで、心地よくて、落ち着く。そんな音。
東京がいかに作り込まれた世界であるかを実感する。
自然現象を生活の中で感じられるくらしに安らぎを感じる。

日々、こうした時間や景色を見過ごさない自分でありたい。