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第21回 2/7〜「いよいよ受刑者。二年なんてあっという間だよ。」

2月7日水曜日。

早速愚痴ってもいいだろうか…。

いよいよ今日は資格移動の日(受刑者になる日)
タオルの事を聞いたら何と未決の時に差し入れすれば無地であれば使えたというのである!!

担当の職員からは受刑者になったら無地でも使えなくなると言われていたから差し入れは諦めていたのに。

もうイライラが止まらない。
勘弁してくれ!!

受刑者になったらもう取り返しつかないんだぞ!!(別記※「長野刑務所(拘置所)へ移送〜差し入れ編〜」参照)

どいつもこいつも他人事だと思って呑気にしやがって…頼むよマジでさ。

そして称呼番号も「被告9番」から「624番」に変わる。

そして本が全部再検査。
意味あるの?
何の為に?

一度検査してる物が受刑者になったからと言って本の中身変わる訳ないだろう。

長野刑務所のこういうシステムが本当に意味不明である。しかも今更だが、ここの刑務所は本の閲覧許可証をわざわざカバー裏の本の台紙部分に貼るのである。

そんな所にのり付けしたら剥がす時にビリビリになっちゃうだろ。(怒)
刑務所側も少しは配慮してほしいものだ。

その後、刑の言い渡しが。
満期で考えたら刑の終了日は

令和8年4月である。

仮釈がほぼ見込めない事を考えたらかなり痛いが、
まぁ二年なんてあっという間だ。

そして四ヶ月なんて更にあっという間だ。
祝日を追っていけばいいのだ。

「祝日菜」と言ってお菓子が出るからそれを楽しみに毎月祝日を追えば、いつの間にか一ヶ月が過ぎ、三ヶ月、半年が過ぎ一年が終わっているのだ。

あまり楽観視してはいられないが。

言い渡しが終わり、居室に戻る。
すぐにお風呂。
先程のタオルの件が悔しすぎてタオルを歯で食いしばって「ウー!!」と声をあげた。

そこまで?と思うかも知れないがこの拘りの強さは発達障がいの関係かもしれない。

そして昼食後、出て来る出て来る山の書類…。
身上申告書やら能力テストやら…。

三年前もやったなぁコレ。(苦笑)

結局何が正解なのか分からない。点と点を時間内に結んでいったり間違い探しをしたり、言葉の連想クイズをしたり、とにかく色んなテストをされるのだけれど女子刑務所なんて数が少ないからどうせ決まった場所にしか移送されないし意味あるのかなって思う。

ていうかこういうのって普通、移送先でやるもんじゃないの?

前刑の時、金沢拘置所でこんなのやらなかったし、豊橋刑務支所でみんなと一緒に金線の前でやったけどな。 
って事は今回豊橋ないのか?(汗)

とにかく急いで書類を書く。
中には作文みたいなのもある。

「私の特技は」←これに続く文を書きなさいみたいなのが40個ぐらいあった…(汗)

「父は」とか「母は」とか「私は」…
プロップスが高いと思わず書きそうになってしまった。(笑)

あと「子供の頃は」という単語には「Ghettoだった」と書きそうになったので

一度顔をバチィン!!と叩いて(今だけはHIPHOP出ていってくれ…)

と念じたが結局めんどくさくて何個かHIPHOP用語書いちゃった気がする。

♢朝/みそ汁、明太風味ソース、ふりかけおかか
♢昼/揚げ鶏の味噌炒め和え、生揚辛味炒め、しば漬
♢夕/豆腐のカレー煮、リヨネーズポテト、かっぱ漬

…ここの「卵風味」「明太風味」ごはんにあうソースシリーズが好き。豊橋でも卵風味は出てたけど明太風味は知らなかったな。美味い。

受刑者になったからか知らないけど夜の見回りが非常に多い。

そんな巡回したって何も出て来ませんよ。(怒)












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