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ネットワークビジネスは「鬼のビジネス」という解釈をしてみた件


連日ZOOM生活してるかぶじいです

前回の記事でもネットワークビジネス(いわゆるマルチ商法)を語ってみましたが、今回は前代未聞の大ヒット映画「鬼滅の刃」にあてはめて語ってみた

さっそく、かぶじい的結論から

ネットワークビジネスは鬼のようなビジネスだけど、
禰豆子(ねずこ)みたいな鬼にもなれるんだよ


マンガもアニメも見てない人にはなんのこっちゃ??でしょうね

ネタバレしない程度にあらすじをざっくり説明すると
大正時代の日本を舞台に、人を食らう鬼とそれを退治する「鬼殺隊」との闘いの物語で、そこに人と鬼のさまざまな心模様が描かれた作品

主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)の妹が竈門禰豆子(かまどねずこ)
家族を鬼に殺されて、唯一生き残った妹も鬼になってしまった炭治郎
妹を人間に戻すため鬼殺隊の剣士となって、
鬼のボス「無残」に挑むストーリー

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で、それとあのネットワークビジネスがどう関係するんだい?
って思いますわなぁ

かぶじい自身ネットワークビジネスには30年前に出会っていて、
すごいビジネスだと思ったけども、いろんな裏面を見てきたのでわかることもあるのです
今日はその一面を掘り下げます

30年前に比べるとネットワークビジネスは良くも悪くも知ってる人が増えてきたように思いますが、相変わらずイメージはよくないでしょうね

その理由を「鬼」に例えてみたいと思います

鬼滅の刃に登場する鬼はもともとは「人間」でボスキャラの「無残」によって鬼にされたのですが、中には望んで鬼になったものもいます

そして鬼として生きるには「人間を食らう」ことで命を長らえる
鬼として「出世」するためにより多くの人間を食おうとする鬼もいますまた、無残を恐れ、自分の地位を守るために命令に従うことも

一方ネットワークビジネスは法律で禁止されている「ねずみ講(無限連鎖講)」とは違って「特定商取引」の規制に従った「連鎖販売取引」という取引形態

だからと言って「法律で守られている」のではなく、消費者や参加した会員を「食らったり」「傷つける」のは言語道断
しかしながらいつの間にか、人に迷惑をかけている「鬼」のような人たちがいるのもこれまた事実

そして何より怖いのは「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)」のように鬼を操り、自分の野望のままに生きる輩が住む世界でもあります

無残


具体的に言うと

・実現することのないビジョンで会員を獲得し、計画倒産する会社
・ビジネスの立ち上げだけに参加し、しばらくすると傘下会員を引き連れて次々と会社を渡り歩く「ネットワークジャンキー」
・売上のために参加の会員に買い込み在庫を奨励するリーダー
・相手の都合も考えず強引な勧誘をするメンバー
・特商法や薬機法(旧薬事法)を無視して売り込むメンバー

などなど

じゃぁ、そんなビジネス禁止にしちゃえ!
っていう声が聞こえそうですが、実際弁護士会や専門家の間には
「実質禁止にすべき」って声も出ているほど

それはなぜかというと
一般的な取引の「小売り利益」とは違う「特定利益」があるという点がまずいのでは?という指摘

世間的に言うならば
「上の人間は何もしないで参加の売り上げの一部がもらえる」
と思われている部分

それと、これはグレーゾーンな話になるけど
参加する際に支払う「特定負担」の存在

一般的な商売では仕入れや加盟金・契約金などの金銭負担は当たり前の話
でも、ネットワークビジネスの大原則は「商品やサービスの流通」が主たる取引であり、ビジネスに参加するための参加費や加盟金を上部会員に配当するのは本筋から逸脱しているのでは?

ところが現実的には

・いいポジションからスタートしたほうが収入が早くとれる
・複数ポジションで契約すると有利
・限定〇〇人までの代理店組織で上限に達したら一般流通に切り替わる

等々、いろんな理由で参加時にまとまった出費を促す人たちもいる
極端な例だと商品はどうでもよく「加盟金の配当組織」という、
もはやねずみ講と区別のつかない仕組みもあったりする

世間的にはそんな面ばかりが目立っているので悪いイメージがあるのでしょう

しか~し!

鬼滅ファンならご存じでしょう

おなじ「鬼」でも人を食わない鬼もいる
逆に人を守って戦う鬼もいる

炭治郎の妹禰豆子は人の血すら吸わずに我慢する

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そして、珠世と愈史郎も鬼になった人間を救おうと戦っている

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大ヒット中の映画「無限列車編」のネタバレにはなりますが
印象的なシーンが

鬼になることで無限の命を得て「強さ」を満喫している上弦の参・猗窩座(あかざ)が瀕死の重傷を負いながら戦う鬼殺隊の炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)に向かって言ったセリフ

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鬼になれば、永遠の「強さ」を手に入れるということだろう
何か「成功」するためには手段を択ばない輩と被ってします・・
(実は彼にも悲しい過去があるにはあるのだが・・)

対して煉獄さんは

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ときっぱり言ってのけた

ネットワークビジネスも「鬼」になってはいかんのです
法を守り規制に従って粛々と活動する、
それで成果が出ないからと言って甘い言葉に負けないことなのです
何よりも商品やビジネスを勧める相手の立場や意向を十分尊重し、
相手が何を望み何を恐れるのかを充分に聴いて理解したうえで
誠意をもって「提案」として勧めるのです

そして双方合意の上仲間になったなら、
禰豆子のように愛用者やビジネス会員を必死で守るのです
そうすれば最初は「鬼もろとも斬る」と言っていた煉獄さんも認めてくれるのです

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ということで、世間的にマイナスイメージのネットワークビジネスですが
正しく理解し正しい心構えで取り組むべきかと、個人的には思うのです

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かぶじい的には長年「水」にかかわっているだけに
「水の呼吸 拾壱の型 凪」を習得したいもんです

まとめ

どんなビジネスでもそうですが、金儲けや保身がだめなのではなく
そのために大事なものを捨ててはいかんのです
昔、別のビジネスをしてた人から言われたことがあります
「このビジネスは早い者勝ちだ」
「法律守ってたら成功しないよ」
「わからないやつらがおかしいんだよ」等々


煉獄さんのセリフを借りて絞めます

何度でも言おう、君と俺では価値観が違う
俺は如何なる理由があろうとも鬼にはならない

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